全粒粉入りグリル野菜ピザ レシピ
セリエAサッカーのテレビ観戦日、我が家でよく作るピザのレシピをご紹介します。
最近試合が多く週2回は作るので、白い小麦粉より低カロリーで栄養価も高い全粒粉を、小麦粉全体の20%配合しています。
天板いっぱいに生地をひろげ、野菜をトッピングしたヘルシーな四角いピザです。
ローマ風丸型ピザは、薄くてパリパリとクリスピーな生地が特長ですが、このレシピはローマの量り売りのピザ生地に近く、フワフワもっちりタイプです。
このピザは、水分の割合が小麦粉量の80%の高加水生地の為かなりべたつくので、カードやヘラで伸ばしては折りたたむパンチ(グルテン強化とガス抜き)を繰り返して作ります。
チャバタというイタリアの高加水パンも、この様に折りたたみパンチを繰り返して作っています。
爪と指の間に生地がねっとり入り込むのが嫌なので、下記手順ではカードを使っていますが、それが気にならない方やカードだと作業がやりにくい方は、水で濡らした手でパンチを行って下さい。
【材料】
(オーブン天板サイズ 29cmx35cm用)
全粒粉 70g
強力粉 224g
薄力粉 56g
ドライイースト 2g
砂糖 10g
塩 5g
ぬるま湯 280ml
オリーブオイル 大匙2杯
トマトソース(ケチャップ等トマト味であれば何でもOK)適量
フレッシュモッツァレッラ 125g位
アンチョビ 2切れ位
お好みのグリル野菜 適量(ここでは茄子とズッキーニ)
*小さい天板の場合、全ての分量を若干減らしてください(20%減の場合x0.8)
*準強力粉280gと全粒粉70gでも作れます。
*今回使用の強力粉のタンパク質含有量は12%、薄力粉は9%です。
【作り方】
1. 3種類の小麦粉とドライイースト、砂糖、塩をタッパに入れる。
(ドライイーストは発酵を促進する砂糖の近くに、発酵を阻害する塩はイーストから離れた所へ)
2. ぬるま湯をイーストと砂糖めがけて注ぎ、カードで切るように混ぜる。
3. オリーブオイルを投入する。
4. 水で濡らしたカードで生地を上に伸ばしながら四方から中央へ折りたたむ。
5. 生地をカードでひとまとめにし、タッパに蓋をして1時間置く。
6. 水で濡らしたカードで生地を上に伸ばしながら、左から右、右から左、手前から向こう側、向こうから手前と、計8回程折りたたむ。
7. タッパに蓋をして、8~12時間冷蔵庫で保存する。(できれば野菜室等温度が高めの所で)
8. 焼く3時間位前(季節によって調節)に冷蔵庫から取り出し、行程6と同様の折りたたみパンチを行う。
9. 蓋をして1時間半以上放置する。
10. 茄子とズッキーニのグリルを作っておく。(お好みの野菜をご準備ください)
11. 行程6と同様のパンチを行い、蓋をして1時間以上放置する。
12. 行程6と同様のパンチを行い、蓋をして30分以上放置する。
13. 天板にオーブンシートを敷きオリーブオイル(分量外)を軽く塗り、そこへ生地を取り出す。その際、べったりタッパにはりついた生地を、カードで4回ほど折りたたんで一旦まとめると取り出しやすいです。
14. 生地にオリーブオイル(分量外)を軽く振り、手で中央から外へ押し出すようにして、天板いっぱいに隅々までひろげる。
15. トマトソースを塗り、アンチョビを乗せ、250度に予熱したオーブンの下段で10分焼く。(我が家では、4段式オーブンの下から2段目)
16. ピザを取り出し、切ったモッツァレッラとグリル野菜を乗せ、上段で5分焼く。(4段式オーブンでは上から2段目)
*焼き目をしっかりつけたグリル野菜ご使用の場合は、ここで乗せずに焼きあがったピザに後でトッピングして下さい。
トッピング野菜は、グリル/茹でアスパラガス、オリーブオイルで炒めた千切り玉ねぎ、薄くスライスした茹でジャガイモなどでも良いでしょう。
高加水の生地はしっとりもちもちしていて美味しいのですが、暑い日だと何回パンチを行ってもダラーンと緩いままでなかなかまとまらず、奮闘しているうちに過発酵になるので、寒い冬に作るのがおすすめです。
もし、8~12時間生地を冷蔵庫で休ませる時間がなければ、行程6の後、行程9へ進んでも大丈夫です。生地の膨らみが若干控えめになりますが、美味しさは変わりません。
皆さんもお好きな野菜をのせて、この冬に是非作ってみて下さい!
*今週のお題「ピザ」への投稿文です。