2021年はベニスのカーニバルをバーチャルで！
ベニスのカーニバルといえば、とても美しく幻想的で、世界3大カーニバルに入る程、国際的に有名ですね。
ベニスのカーニバルは2021年どうなる？
昨年2020年、カーニバル開催期間中にコロナ感染者が出たことから、最終日で締めくくることなく、カーニバルはラスト2日間を残し急遽中止になりました。
そして今年2021年、ベニスのカーニバルで毎年開催されていた盛大な伝統的イベントが、Covid-19感染防止対策により中止と決定されました。
ところが、悲報だけでなく嬉しいお知らせも！
ネット環境とスマホやPCさえあれば、オンラインでバーチャルカーニバルが楽しめるそうです！
既に2月6日と7日、イタリア時間17時から1時間半のライブ配信をしていたようです。（知らなくて見逃しました....泣）
でもまだ大丈夫！
カジノがある大運河を見下ろす宮殿、Ca' Vendramin Calergi より、2月11日～16日イタリア時間17時から約1時間半のライブ配信が予定されています。（日本でご覧になる場合、配信予定時間に時差計算として8時間プラスして下さい）
それだけでなく、カーニバルの歴史についてのビデオや仮面/衣装職人のインタビューに加え、子供達がオンラインで参加できる仮面ワークショップ（要予約）やバーチャル小劇場も！
子供対象イベントとして、2月10日までにカーニバルのコスプレ写真を公式ウェブサイトへ送るとコンテストに参加できます。
プログラムを見る限りでは、仮面仮装、音楽、エンターテイメント等カーニバルを深く掘り下げた内容のようです。
実際に現地へ行って仮面舞踏会の仮装をした観光客の雰囲気に触れる体験とは全く違うものの、家に居ながらにして（ラクして！）少しでもその雰囲気を味えるのは良いチャンスだと思います。
こちらの公式ウェブサイト（英語/イタリア語）からご覧になれます。
www.carnevale.venezia.it
筆者自身15年程前、カーニバル期間にベニスを訪れた時、街全体がまるで通勤ラッシュのような混雑の中、ドミノ倒しに巻き込まれないよう慎重に歩くことで必死で全然楽しめませんでした。しかも、少数の仮面コスプレ者の周りに、仮装をしていない筆者のような普通の観光客がカメラ片手に蟻のように群がり、しまいにはぐったりしたことを今でも覚えています。
ベニスは、自動車が走っていない古い街並みや橋、運河に浮かぶゴンドラがロマンチックで、カーニバル期間を避けた方がゆったりと観光できます。
2021年FISアルペンスキー世界選手権大会
同じくベネト州にある2026年冬季オリンピック開催予定地コルティーナ・ダンペッツォで、2月7日、FISアルペンスキー世界選手権大会の開幕式がありました。
3221mのクリスタッロ山麓に位置するコルティーナ・ダンペッツォは、高級ブランドショップが並ぶリゾート地なので、通常ならこの時期VIP客で溢れかえっているのですが、Covid-19対策により一般観客者は入場できず、大雪の中、レインコートを頭からかぶったマスコミや関係者が観客席に座っていました。
野外舞台に選手は参列せず、ヴィヴァルディ四季のカルテット演奏やイタリアンポップス、テノールオペラ、創作ダンスが、美しいイルミネーションと共に展開されました。
アルペンスキーとは旗門を通過しながら斜面をいかに速く滑り降りるかを競う競技で、当初のスケジュールは2月8日～21日だったのですが、8～10日連続で悪天候の為、開始日は2月11日以降へ延期となりました。
日本からは、男子2名（加藤さん、小山さん）、女子2名（安藤さん、水谷さん）の選手が参加します。是非とも頑張って欲しいですね！
まとめ
この記事では、ベネト州の２つのイベント、ベニスのバーチャルカーニバルとコルティーナ・ダンペッツォのアルペンスキー世界選手権大会開幕式について紹介しました。
バーチャルカーニバルには、筆者も参加しようとワクワク興奮気味です。ただしCovid-19対策としての初の試みなので、徹夜してでも準備周到の日本と違ってここはイタリア、何が起こるかわかりません。
皆様も、期待は半分にして、温かい目で視聴してあげて下さい。
