ToMonteItaliaの食旅

イタリア在住のトモンテが、食を中心に、スローライフを紹介するよ

 Food食べ物 20210210182239 Sportスポーツ  Travel旅行  Artアート  Cultureカルチャー  Book本  Plant植物 Other

COVID-19抗原検査 体験記

イタリアのCovid-19感染者数は現在世界第8位、感染死者数は世界第5位、感染死亡率は世界第3位です。12月20日英国からローマに到着した航空便の乗客の中から、コロナ変異種感染者1名が見つかり、21日より英国からの航空便乗り入れを停止しました。
その渦中に、ローマの薬局でCovid-19の抗原検査を受けました。

f:id:ToMonteItalia:20201221230738p:plain
イメージ

先日、咳などの典型的な風邪の症状がないのに悪寒を感じ、39.5度の高熱が出ました。Tachipirina(タキピリーナ)という解熱剤を服用後、熱はすぐ微熱まで下がったものの、インフルエンザでも過去こんなに高熱が出たことがなく、咳、喉の痛み、鼻詰りの症状だけのことが多かったので心配になりました。なので、COVID-19検査可能な薬局を求め、数件電話しました。幸いなことに家から車で15分位の所で見つかり、翌日の予約が取れました。

薬剤師から、37,5度以上熱がないか確認され(それ以上だと検査予約不可)、味覚がなくなったり、気管支呼吸器系に障害があらわれていないかの電話問診があり、全ての質問に「ない」と答えました。検査当日に、税金番号カードと身分証明書の持参と外科用マスク(FFP2等)を着用するよう指示がありました。

当日、このコロナ検査は抗原検査であってPCR検査の簡便版で、検査後2時間程度で結果をお知らせできるが、PCR検査と比べ偽陰性が高い、という説明がありました。
検査結果通知用として、メールアドレスを記入しました。

薬局の隣に簡易設置されたテントの中では、1名ずつ検査が実施されていました。
検査員の指示に従い椅子に座り、マスクから鼻だけ出すとすぐ、鼻の両穴にめん棒を奥深くまでぐいぐい押し込まれました。鼻血が出るのではないかと思う位の痛さでした。
料金は実費で23€、検査結果はEメールで2時間後に通知しますとのことでした。

何についても遅れがちのローマですが、奇跡的にちゃんと2時間後にメールが届き、結果は陰性。
神様仏様、ありがとうございました!
ただ、PDFファイルで添付された検査結果にCovid-19という文字がどこにも見当たらず、SARS-CoV-2と表記されていたので、なんぞや?と思い調べてみるとウイルス名のことでした。国際ウイルス分類委員会が、SARS=重症急性呼吸器症候群、Co=コロナ、V=ウイルスで、SARSウイルスの姉妹種なので最後に2をつけ、SARS-CoV-2と命名したようです。
Covid-19は新型コロナウイルス感染症の正式名称、つまり病名だったのに、ウイルス名も含むと勘違いしていたことに気付きました。

結局何が高熱の原因か不明のまま、元気を取り戻しました。高熱の2日前に、賞味期限が当日のタコのカルパッチョにあたったのかひどい下痢になりましたが、食中毒が原因の高熱にしては日の間隔が開きすぎているし、結局いまだにわからないままです。
でもとにかく、コロナ感染ではなかったので安心しました。