ToMonteItaliaの食旅

イタリア在住のトモンテが、食を中心に、スローライフを紹介するよ

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フィレンツェ菓子店Iginio Massari/サンタマリアノヴェッラ薬局

チャオ!トモンテです。

先日、フィレンツェの友人が街を案内してくれました。

この記事では、フィレンツェにあるヨーロッパ最古の薬局「サンタマリアノヴェッラ薬局」と高級菓子店「Galleria Iginio Massari」を紹介します。

フィレンツェ観光

まずはミケランジェロ広場に案内してもらい、フィレンツェ全景を写真に収めました。

フィレンツェ

そして、サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会の大聖堂、クーポラが美しいフィレンツェのシンボル、ドゥオーモへ。

フィレンツェのドゥオーモ

ダンテ・アリギエーリの家にはツアー客が。

ダンテの家

サンタマリアノヴェッラ薬局

薬局を見つけるにあたって、まずはサンタマリアノヴェッラ教会を目指して歩きました。

サンタマリアノヴェッラ教会

サンタマリアノヴェッラ薬局は、ヨーロッパ全土で最も古い歴史のある薬局で、サンタ・マリア・ノヴェッラの修道院複合施設の一部です。

1381 年、サンタ マリア ノヴェッラのドミニコ会が、疫病の時代に殺菌剤としてローズ ウォーターを販売したことが記録されています。
修道士たちは隣接する庭園で薬用植物 を栽培、ハーブや花を蒸留し、エッセンス、万能薬、軟膏、香油を調合していました。

正式名称は、Officina Profumo-Farmaceutica di Santa Maria Novella(サンタ マリア ノヴェッラ香水医薬品ショップ)ですが、入店してみると、自然派フレグランスショップという感じでした。

フレグランス

店内装飾は重厚で、石鹸までガラスケースに入っていました。

店内

この薬局はフィレンツェの観光名所としても有名ですので、世界各国からの観光客で賑わっていました。

店内

Galleria Iginio Massari(イジーニオ・マッサーリ・ギャラリー)

フィレンツェの高級菓子店、イジーニオ・マッサーリ・ギャラリーで休憩しました。

イタリア菓子業界の巨匠であるイジーニオ・マッサーリ氏は、マスターシェフを皮切りに、パティシエとして数々のテレビ番組に出演された有名人です。
スイスでの修行後、Veneto di Bresciaという菓子店を開業し、ミラノ、トリノ、ヴェローナにも姉妹店をオープン。
2021年、フィレンツェに4号店をオープンされました。

高級菓子店エントランス

入店するとすぐケーキのテイクアウトカウンターがありましたが、私達は奥の喫茶室へ。

まるで、フェッデリコ・フェリーニの映画のセットのような内装でした。

店内

ショーケースに並ぶケーキは色鮮やかで繊細なフォルムをしており、イタリアのケーキとは思えない美しさでした。

材料の記載はありましたが、ケーキ単価の記載が全くなし!

ケーキ

グリーンアップルのムースケーキは、甘酸っぱくて爽やかな味でした。

グリーンアップルケーキ

ミックスナッツとシリアル入りのチョコレートケーキは、濃厚で複雑な味わいでした。

ナッツケーキ

黒いパンツスーツを着こなした綺麗な店内スタッフはメニューを持っておらず、結局飲み物単価もわからないままに会計へ。

コーヒー3杯とミネラルウォーターのミニボトル1本とケーキ2個で、合計29ユーロでした。

こんな高級パティスリーでお茶をするのは、後にも先にももうないでしょう。

最後に

この記事では、フィレンツェにあるヨーロッパ最古の薬局「サンタマリアノヴェッラ薬局」と高級菓子店「Galleria Iginio Massari」を紹介しました。

ご興味のある方は、下記LINKで最新情報をチェックの上、お立ち寄り下さい。

【サンタマリアノヴェッラ薬局】
https://eu.smnovella.com/pages/about-us

【Galleria Iginio Massari】
https://www.iginiomassari.it/en/pages/galleria-iginio-massari-firenze

●参考資料
Wikipedia

フィレンツェ中央市場でランプレドット、夜はTボーンステーキ

チャオ!トモンテです。

先日、フィレンツェの友人を訪ねました。

昼食と夕食は、フィレンツェならではの外食をすることに決定。

この記事では、フィレンツェの郷土料理、胃袋の煮込み「ランプレドット」と、Tボーンステーキ「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」を紹介します。

フィレンツェ中央市場

1874 年に建てられた鉄とガラスの建築物140 周年を記念し、2014 年春、
市内で最も重要な場所の 1 つであるサン ロレンツォの歴史的な屋根付き市場の 1 階にオープンしました。
ミラノのサンタンブロージョ市場とガレリア ヴィットリオ エマヌエーレを生み出した建築家ジュゼッペ メンゴーニによって、この作品が創られました。

フィレンツェ中央市場

自分で注文した物をテーブルに持って行って食べることも出来ます。

テーブル席

中央市場の詳細やイベント最新情報は、下記LINKからご確認下さい。
https://www.mercatocentrale.com/florence/

Lampredotto(ランプレドット)

ランプレドットは、牛の第4胃袋をメインに、トマト、パセリ、セロリ等を一緒に塩と胡椒で煮込んだフィレンツェの伝統料理。

ランプレドット売り場

ランプレドットをトスカーナ無塩パンにはさんだパニーノ(サンドイッチ)は、フィレンツェのストリートフードとして有名です。

ランプレドットを切る

仕上げの味付けには、ペペロンチーノオイルソースやバジルガーリックソースなどが使われます。

私達は、バジルとガーリックをオリーブオイルに混ぜたグリーンソースをかけて頂きました。

グリーンソース

牛の第2胃袋を煮込んだローマの伝統料理「トリッパ」と比べると、味付けはほぼ同じですが、食感が全く異なりました。

ローマの「トリッパ」は、胃袋の網目が見た目も口当たりも強烈なので、食べるのに勇気が要りますが、ランプレドットは見た目にそこまでのインパクトはありませんでした。

食感はとても柔らかく、想像よりもくどくなく、脂っこくもなく、美味しかったです。

ランプレドット

ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ

フィレンツェ旧市街を散策していると、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナをセールスポイントにした多くのレストランを目にします。

レストランのショーウインドー

神戸牛を扱うレストランもありました。

神戸牛(左上)

フィレンツェに住む友人が、行きつけの大衆的なオステリアへ案内してくれました。

私は野菜のソテー、他2人はポテトのラビオリとパンプキンスープを注文。

セコンドピアットは、ビステッカ・フィオレンティーナをシェアすることに。

ウエイターが3人分の生肉を焼く前に見せてくれました。
味付けは粗塩のみで、焼き加減はお願いした通りミディアムでした。

ビステッカ・フィオレンティーナ

3人で平らげました。

Tボーン

デザートに、アーモンド入りクッキー「カントゥッチ」と甘いデザートワイン「ヴィン・サント」を無料サービスしてくれました。

ヴィン・サントに浸すと、硬いカントゥッチが丁度良い食感になり、美味しかったです。

カントゥッチとヴィン・サント

最後に

この記事では、フィレンツェの郷土料理、胃袋の煮込み「ランプレドット」と、Tボーンステーキ「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」を紹介しました。

フィレンツェご観光の際は、上記2品の試食がマストであることを、どうぞお忘れなく‼

【参考資料】
Wikipedia

焼きポルチーニとポルチーニフライとポルチーニパスタ作り

チャオ!トモンテです。

晩夏に、南トスカーナの森で、大量のポルチーニを採取しました。

この記事では、採取した生ポルチーニを使った、焼きポルチーニとポルチーニフライとポルチーニパスタを紹介します。

焼きポルチーニ

ポルチーニの傘と柄を切り離します。

切り分けた傘と柄

柄をスライスします。

スライスした柄

小さなものは、傘と柄を切り離さずスライスします。

断面

傘の裏に薄切り、もしくはみじん切りしたニンニクとオリーブオイルをかけてしばらく放置します。

傘の裏にニンニクとオリーブオイル

フライパンとオーブンで焼き具合を比較しました。

フライパンでは、まず傘の上部分に焼き色をつけ、裏返して傘裏のスポンジ部分(ヒダ)を焼いていきます。はじめは中火で、焼き色がついたら弱火でじっくり焼きました。

オーブンでは、イタリアでのレシピ通り、180度で20分焼きましたが全然焼き色がつかなかったので、結局30分程焼きました。
我が家は電気オーブンなので、200度で焼いた方が上手くいったのかもしれません。

味は、フライパンで焼いた方が断然美味しかったです。

フライパンとオーブン焼き比較

傘と柄を分断していないポルチーニのスライスは、とても可愛いです。

焼きポルチーニ

ポルチーニフライ

ポルチーニの傘と柄を切り離します。

ポルチーニをカット

ポルチーニの傘をやや厚めにスライスし、セモリナ粉をまぶします。

セモリナ粉をつけた傘

ポルチーニを揚げます。

ポルチーニを揚げる

傘は口の中でとろけてジューシー。加えて新鮮なポルチーニの柄は、香ばしく歯ごたえも楽しめます。

ポルチーニフライ

ポルチーニのパスタ

ポルチーニをスライスします。

スライスしたポルチーニ

フェットチーネをギザギザにカットしたパスタを手作りしました。

フェットチーネをギザギザバージョン

通常オリーブオイルとニンニクとペペロンチーノ(たまに白ワインも追加)でポルチーニを炒めますが、今日はオリーブオイルとニンニクと牛乳で、ほのかに甘く優しい口当たりに仕上げました。

ポルチーニのパスタ

最後に

この記事では、南トスカーナの森で採取した生ポルチーニを使った、焼きポルチーニとポルチーニフライとポルチーニパスタを紹介しました。

焼きポルチーニとポルチーニフライは、生ポルチーニならではの美味しさですので、生ポルチーニを入手される機会があれば是非お試しを!