ToMonteItaliaの食旅

イタリア在住のトモンテが、食を中心に、スローライフを紹介するよ

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【ジロデイタリア2021】第9ステージ観戦/カンポフェリーチェ

チャオ!トモンテです。
5月22日はサイクリングの日ですね。

先日イタリア・アブルッツォ州で、世界自転車ステージレースを観戦しました。

この記事では、2021年5月16日に行われたジロデイタリア(Giro d'Italia/ジーロ・ディタリア)の第9ステージ到着地カンポ・フェリーチェ近くの一般道で、サイクルロードレースを観戦した興奮をお届けします。(本ブログでは日本で通称のジロデイタリアを採用)

ジロデイタリア(Giro d'Italia/ジーロ・ディタリア)

ジロデイタリアは、一般道を走る世界サイクルロードレースにおけるグランツールの1つです。
最高峰がツールドフランスと言えば、ご存知の方も多いでしょう。
ジロデイタリアは、ツールドフランスの次に、スペインのブエルタ・ア・エスパーニャと並び重要なステージレースに位置付けられています。

毎年、ジロデイタリアは5月、ツールドフランスは7月、ブエルタ・ア・エスパーニャは9月に開催され、いずれも約3週間、21ステージに渡って行われます。

選手は8名編成のチームで参加し、1番強いエースを勝たせるためのチーム戦略も、サイクルロードレースファンには興味深いそうです。(筆者は理解能力なし)

走行タイムの総合成績を競うので、21ステージのトータルタイムが最も短い選手が優勝します。

各ステージで1位になった選手は、翌日のステージで、マリア・ローザ(ピンクのサイクルジャージシャツ)を身につけます。
ちなみにツールドフランスの1位は黄色ジャージ、ブエルタ・ア・エスパーニャの1位は赤ジャージです。

プログラム詳細は、ジロデイタリア公式サイトからご確認下さい。(英語、伊語、西語、仏語)
https://www.giroditalia.it/en/

ジロデイタリア観戦

到着地カンポ・フェリーチェには午前中から大勢の観客が待機しており、アブルッツォ名物アロスティチーニ(羊肉の串焼き)の屋台が炭火の煙を放っていました。

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羊肉の串焼きアロスティチーニ(撮影Stefano Delle Monache)

コロナ感染を避ける為に、観客が大勢集まるゴール付近を諦め、カンポ・フェリーチェのトンネルを抜けてすぐのロッカ・ディ・カンビオの一般道で観戦することにしました。

小雨の中道路脇で、「世界3大ロードレース優勝者のヴィンチェンツォ・ニバリを見れたらいいなぁ~」と淡い期待を抱きながら選手達を待つこと30分、スポンサーのトヨタやシマノの車が次から次へと走行する中、16時半頃選手達がやって来ました。

バーイシク♪♪バーイシク♪♪と歌わずにはいられない興奮です。クイーンのフレディ・マーキュリーがツールドフランスを観戦し触発されてこの楽曲を創ったのもうなづけます。

残念ながら、ニバリ選手がどこにいたのかは、結局わかりませんでした。

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選手達

空にはカメラマンが乗るヘリコプターが2台飛んでおり、警察やテレビカメラを乗せた車やバイク、自転車を積むチームの車などで賑わっていました。

私達の周囲に観客はいなかったのですが、1人の選手が走行中、道にドリンク容器を捨てたので、記念に持って帰りました。(ここではコロナ感染を気にしないという矛盾)
中身が全然減ってなかったのでファンサービスだったのか、または、地元のボランティアスタッフと勘違いされて、重いから捨ててくれということだったのか、、不明です。

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サイクルロードレース選手のスポーツドリンク

自宅のテレビでレースの再放送を見ると、小雨の中ウインドブレーカーを着た自分が選手達の写真を撮っている間抜けな姿が映っていて笑えました。

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スマホで選手の写真を撮る筆者

第9ステージ1位エガン・ベルナル選手

第9ステージの1位は、ゴール直前約800m地点から未舗装路の登り坂で猛アタックをかけた今年24歳のコロンビア人、エガン・ベルナル選手(フルネーム: Egan Arley Bernal Gómez)、2位はアブルッツォ州出身のチッコーネ選手(イタリア系移民マドンナの苗字と同じ)でした。

写真撮影時、ベルナル選手は上位グループにいなかったので、トンネルを抜けてからゴールに向かうまで、超人的なスピードで走行したことになります。

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右から4番目がベルナル選手

ベルナル選手は、英国の男子サイクリングチーム「Ineos」に所属する2019年度ツールドフランス総合成績トップの大会優勝者ですが、ステージでは1位になったことがなく、今回初めてステージ1位を達成しました。
同じくコロンビア出身のキンターナ選手も、2014年ジロデイタリアの優勝者で、マリア・ローザを身につけました。
ベルナル選手は、1998年ジロデイタリアとツールドフランスでの優勝者、34歳の若さで亡くなった名サイクルクライマー・パンターニ選手と同じ誕生日です。

最後に

この記事では、2021年5月16日に行われたジロデイタリアの第9ステージ到着地カンポフェリーチェ近くの一般道で、サイクルロードレースを観戦した興奮をお届けしました。

テレビでは選手達の走行中継だけでなく、コースとして選ばれた街や村の文化も紹介しますので、今後の旅行計画の参考にもなります。

日本でもスポーツ専門チャンネル「J Sports」で放送されているようです。
J Sports公式サイトでは、走行コースの詳細が確認できます♪♪
ステージ詳細 | ジロ・デ・イタリア | サイクルロードレース | J SPORTS【公式】

イタリアではRai2とRai Sportのチャンネルで観れますが、イタリアにお住まいの方は、是非一度直接ご覧になって臨場感を味わって頂くことをお薦めします。

ジロデイタリアの最終日は5月30日です。
サイクルロードレース好きでなくとも楽しめるジロデイタリア、皆様も機会がありましたら是非ご覧になってみて下さい。

●追記
2021年ジロデイタリアの優勝者は、コロンビアのエガン・ベルナル選手、2位はイタリアのダミアーノ・カルーゾ選手、3位は英国のサイモン・イェーツ選手でした。