【五月病】予防対策と海外事情
チャオ!トモンテです。
ゴールデンウィークが過ぎると、学生時代や会社勤めをしていた頃気をつけていた五月病を思い出します。
この記事では、筆者が行っていた五月病予防対策と、イタリアの五月病のたぐいを紹介します。
五月病とは
五月病は正式病名ではないですが、やる気が出ない、倦怠感が続く、学校や会社に行くのが億劫になる等、ゴールデンウィークが終わった頃にそのような症状が出ることを指し、日本特有の現象です。
4月入社の新人研修が終わった頃や4月の部署再編成後、新しい環境や仕事による緊張とストレスが原因になることも多いようです。
悪化すると、登校拒否、出社拒否などの引きこもりやうつ病を引き起こすこともあります。
日本で会社勤めをしていた頃、5月から病欠で会社に来なくなり精神疾患で入院した同僚もいました。


五月病予防対策
燃え尽き症候群(バーンアウト)同様、生真面目な人が五月病になりやすいと聞いたので、自分に当てはまると自覚し、仕事以外のことにも熱中するよう、また、職場以外の交友関係を広げるよう心がけました。
趣味の習い事に通ったり、友達とレストランで美味しいものを食べながら仕事や職場の不満を分かち合ったりしてストレスを発散していたので、幸いにも倦怠感は徐々に消えていき、重度の五月病に陥ることはありませんでした。
そして、海外で生活するようになってからは、欧米では4月が新期ではないので、五月病とはおさらばしました。
しかしながら、元来早朝覚醒で夜中に目がさめる為、不眠で頭がボーっとしてやる気が出ないことが定期的にあります。
そんな時はまず外へ出て、近所でウォーキングかサイクリングをします。体をよく動かした翌朝は、6時半頃までぐっすり眠れます。
5月は雑草が開花して歩道が色彩鮮やかになり、みずみずしい新緑を見ると元気が出ます。


また、週末土日には、山登り、サイクリングなどのアウトドアスポーツをする機会を設け、頭を空っぽにし、緑の多い自然に接することで集中力を復活させ、体を極限に動かし疲れさすことで、深い睡眠を助長します。
連日悪天候で外出できない時は、ベランダ菜園の野菜と果物を時間をかけて観察します。
お日様と水と少々の肥料だけですくすく育つ無言のペットの成長は、こちらにやる気を起こさせてくれるだけでなく、開花時と結実時には感動まで与えてくれます。
ベランダ栽培の過去の記事はこちらからどうぞ♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com
イタリアに五月病はあるの?
結論から言うと、ローマには五月病はないように感じます。
イタリアは日本と違い、学校は夏のバカンスが終わる9月末~10月に始まり、卒業も夏のバカンス前なので、4月がスタートという感覚はなし。もちろん、ゴールデンウィークもありません。
ただ住んでいて感じることは、働くイタリア人は夏のバカンス前にあたる6月頃、非常にイライラしています。道路では車のクラクションが鳴りっぱなし、スーパーのレジや郵便局の窓口も通常より殺気立っています。この時期に旅行に来られる方は、イタリア人がプリプリしていても大目に見てあげて下さい。
クリスマスシーズンが終わる1月や、夏のバカンスが終わる9月末頃に五月病ぽい症状が現れる国もありますが、ローマに住む限りでは、1月はお祭り騒ぎから一瞬にして平常に戻り、9月末~10月は小麦色にこんがり日焼けした肌を自慢げに見せながら充電した姿で休暇から戻る人が多いです。
最後に
この記事では、筆者が行ってきた五月病対策と、イタリアの五月病のたぐいを紹介しました。
五月病の予防や重病化を防ぐ為に、少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
*本記事は、はてなブログ今週のお題「やる気が出ない」への投稿文です。