アブルッツォ州カンポフェリーチェ付近のお薦めレストラン
チャオ!トモンテです。
先日アブルッツォ州でトレッキング前、ランチの予約をするため知っているレストランに電話したら満席....。急遽近くにあったレストランに行ってみたら、当たりでした。ラッキー!
この記事では、アブルッツォ州カンポフェリーチェ付近のお薦めレストランを紹介します。
トレッキング
Rocca di cambioの一般道からカンポフェリーチェへ向かって、登り坂を歩きました。
約10km、標高差350mのトレッキングコースを午前中に課して、ランチに備えました。
「空腹に勝るシェフはいない」と言いますよね。

写真のお花は、アブルッツォでよく見かける山の蘭。Saurisに属するようなので、フリウリ州の原種かもしれません。

レストラン L'Aurora(ラウローラ)
お目当てのレストランが満席だったので予約できず、周囲にあった2つのレストラン名をスマホに入力し、TripAdvisorの口コミ情報を3分でチェック。 口コミ評価が高かったL'Auroraに決め、直接予約するため入店。
マスクをするのをうっかり忘れていたからか、店内でテーブルセッティングをしていたガタイの良いお姉さんの対応は、かなり無愛想。
外でなら予約可能と言われ、取り合えず予約しました。

トレッキング後、ランチタイムにレストランへ戻ると、小雨が降っていたからか、「店内に席を用意したからここへ」と案内されました。
天井に特長があり、古いスキー板や山岳家、スキーヤーの写真など、インテリアにこだわりを感じられました。八角形をした店内には悪天候にもかかわらず光が差し込み、トイレも清潔でした。

水とハウスワイン(赤)のハーフサイズを頼むと、パンと日本で言うお通し(カリフラワーのフライ、野菜と豆のコロッケ、サラミ、各2ヶ)が出てきました。
ハウスワインは、アブルッツォを代表する赤ワイン、モンテプルチアーノ・ダブルッツォだと思いますが、とても美味しかったです。
店内満席で外にも客がいたようなのでかなり待たされるだろうなぁと思いきや、全くそんなことはなく、的確なスピードで料理が運ばれてきました。

ランチメニューの価格帯は、1品9ユーロから15ユーロ位。
プリモは、季節メニューとアブルッツォの定番とイタリアの定番メニューを選びました。
●ソラマメとベーコンのニョッキ(季節メニュー)
今が旬の茹でたソラマメとイタリアベーコン・パンチェッタをオリーブオイルで炒め、ペコリーノチーズをからめたじゃがいものニョッキ。
ニョッキ好きでない筆者でもぱくぱく食べられる優しい味でした。

●猪ソースのスパゲッティ・キターラ(写真前方)
スパゲッティ・キターラはアブルッツォを代表するパスタです。
スーパーではスパゲティの断面を四角くした乾麺が売られていますが、このレストランではコシのある手打ちパスタが出てきました。トマトベースの猪ソースは予想を反してあっさりしていましたが、こちらにもペコリーノチーズが少々隠し味でからめてありました。
●リコッタチーズとほうれん草のラビオリ(写真後方)
長方形の大きなラビオリが2個。トマトソースにペコリーノチーズがたっぷりかかっていました。

アブルッツォと言えば羊肉なので、セコンドは小羊のカツレツ、付け合せ野菜はチコリーのニンニク唐辛子炒めを注文。
小羊のカツレツは柔らかくジューシーで、チコリーも風味豊かでした。

食後のコーヒーと食後酒ジェンツィアーナを注文。
ジェンツィアーナについての詳細は、過去のブログからどうぞ♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com
プリモ、セコンド共に、田舎のレストランとしては量は少なめですが、日本人にはちょうど良い量です。味付けもくどくなく、アブルッツォ料理にしては全体的にあっさりしていました。
アブルッツォ州ではパルミジャーノチーズではなく羊乳から作るペコリーノチーズを粉チーズとしてよく使いますが、注文した全てのパスタ料理にペコリーノチーズの風味を感じました。
周囲にいたお客さん全てがアブルッツォ訛りで話していたので、地元客に愛されているレストランだということがわかりました。
気になる会計ですが、2人で55ユーロ。決して高くはありません。
レシートには手書きで合計金額しか記入されておらず、水、ワイン、コーヒー、食後酒、テーブルチャージの単価は不明。
イタリア、あるある、です。
ランチ後、世界サイクルロードレス・ジロデイタリアを観戦しました。
ジロデイタリア観戦の様子は、こちらの記事からどうぞ♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com
最後に
この記事では、偶然行って当たりだったアブルッツォ州カンポフェリーチェ付近のお薦めレストランを紹介しました。
●レストラン「L'Aurora(ラウローラ)Resort Hotel」インフォメーション
住所 Via Anselmi, 1, Rocca di Cambio
電話 0862 918377
田舎の小さなホテル内のレストランなので、レストランの正確な営業時間は直接お問い合わせ下さい。