ToMonteItaliaの食旅

イタリア在住のトモンテが、食を中心に、スローライフを紹介するよ

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今季初雪トレッキング/Borbona~ Santa Maria del Monte聖堂へ

チャオ!トモンテです。

12月上旬、ローマ近郊の村ボルボーナからサンタ・マリア・デル・モンテ聖堂まで、今シーズンの初雪を満喫しながらトレッキングをしました。

この記事では、その時の風景を写真で紹介します。

Borbona(ボルボーナ)ヘのアクセス

ローマから約90Km、サラリア街道を北に車で約2時間走ると、ラツィオ州Antrodoco(アントロドーコ)という小さな町に着きます。

アントロドーコから見えるMonte Giano(ジャーノ山)に雪が積もっており、DUXという文字が浮き彫りになっているのが見えました。
DUX(ドゥクス)とはラテン語で「指導者」「指揮官」を意味し、国家ファシスト党による一党独裁制を確立したベニート・ムッソリーニが使用していました。

当時ムッソリーニは、イタリア語でDUCE(ドゥーチェ/統領、総領)と呼ばれていました。

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雪と紅葉
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DVX/DUX

さらに車で17km程北へ走ると、Borbona(ボルボーナ)という村に到着します。

9月末、Monte Gabbia(ガッビア山)登山の際、サンタ・マリア・デル・モンテ聖堂まで車で行きましたが、今回は今シーズンの初雪を満喫しながら、ボルボーナ村からサンタ・マリア・デル・モンテ聖堂まで歩くことにしました。
Monte Gabbia(ガッビア山)の山登りについての過去の記事は、こちらからどうぞ♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com

山道の景色

雪に覆われた山道を歩いていくと、野生小動物の足跡を発見!
キツネかも?

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野生小動物の足跡

初雪を愛でながら登っていくと、サンタ・マリア・デル・モンテ聖堂に到着しました。

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サンタ・マリア・デル・モンテ聖堂
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サンタ・マリア・デル・モンテ聖堂

サンタ・マリア・デル・モンテ聖堂は、ガッビア山やカーニョ山登山の起点となります。

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道標

サンタ・マリア・デル・モンテ聖堂の裏側に、CAI (Culb Alpino Italiano)の地図付き案内板とピクニック用テーブルがあります。

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CAIの案内板

バーベキュースペースも、雪に覆われていました。

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バーベキュースペース

湧き水水道は凍っていませんでした。

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湧き水水道

モミの木に雪が積もると、まるでクリスマスツリーのようです。

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モミの木

最後に

この記事では、ローマ近郊の村ボルボーナからサンタ・マリア・デル・モンテ聖堂までトレッキングした時の初雪の風景を紹介しました。

もう少し雪が積もれば、次回はここでノルディックスキーを楽しみたいと思います。

参考文献
●Wikipedia

コロナワクチン3回目接種予約とスーパーグリーンパス

チャオ!トモンテです。

世界でオミクロン変異株感染が拡大しています。
イタリアのオミクロン感染者は現在27名ですが、感染力は高くともデルタ変異株と比べ重病化しないからか、日本程騒がれていません。

それよりも、ニュースで頻繁に「スーパーグリーンパス」の話題が出てきます。

そんな中、コロナワクチン3回目、ブースター接種予約を、2022年1月末に入れました!

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来年のコロナワクチン

この記事では、コロナワクチン3回目接種予約と、スーパーグリーンパスについて綴ります。

コロナワクチン3回目接種予約

ヨーロッパで、第4波コロナウィルス感染拡大が押し寄せ、ノルウェイの1176人を筆頭にオミクロン変異株感染者も増加しています。

イタリアも例にもれず、秋まで落ち着いていたコロナ感染者数が冬に突入した途端、1日の感染者数が2万人を超えるようになりました。

イタリアでは、2回目のコロナワクチン接種から5ヶ月後に3回目のブースターを接種するよう推奨されています。

アストラゼネカを接種した人は、3回目は主にモデルナを接種するようです。

日本をはじめ、当初2回目接種から8ヶ月後としていた国が、6ヵ月後に変更している傾向も考慮し、筆者は2回目接種から7ヵ月後にあたる日にブースターの予約を入れました。

ファイザーCEOが、「必要があれば2022年3月にはオミクロン変異株ワクチンを準備可能」と公表しましたが、できればワクチン漬けになりたくない、というのが本音です。

スーパーグリーンパス

イタリアでは洗脳活動のごとく、ニュースで頻繁に「スーパーグリーンパス」が取り上げられています。

従来のグリーンパス所有者は、
1. Covid-19ワクチン接種者
2. Covid-19回復者
3. Covid-19検査陰性者
でした。

が、スーパーグリーンパスは、上記3のCovid-19検査陰性者が含まれていません。

スーパーグリーンパスは、3回目ブースターや1回目接種にかかわらず、これからコロナワクチンを接種する人やCovid-19回復者対象に発行するようです。

スーパーグリーンパス所有条件を満たす人は、下記政府のサイトから入手できるようです。
https://www.dgc.gov.it/web/
スーパーグリーンパスの有効期限は9ヶ月です。

筆者のようなワクチン接種者や上記2の条件による従来型グリーンパスは、Green Pass Rafforzato(強化グリーンパス)に分類され、逆に上記3Covid-19陰性結果による従来型グリーンパスは、Green Pass Base(ベーシック・グリーンパス)に分類されます。

従来型グリーンパス所有者は、QRコードで個人データが管理されているので、特に何もする必要はなく、既に所有のグリーンパスを今まで通り使用して問題ないようです。
但し、有効期限が12ヶ月と記載されているグリーンパスは、9ヶ月に変更となるようです。

なので筆者も、来月のブースター接種後、スーパーグリーンパスたるものを政府のサイトからダウンロードしようと思います。

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グリーンパス

主な変更点としては、

ベーシック・グリーンパス所有者、つまりCovid-19陰性者は、レストランやバール店内での飲食ができないようです。
とは言うものの、レストランの「ベランダ」と呼ばれているガラスやビニール張りの店外に張り出しているスペースでは、飲食可能にしているレストランも多いようです。

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ベランダ

12月6日から、バス、列車の公共交通機関でも警察によるグリーンパスのランダムチェックが入るようになりました。

まとめ

この記事では、コロナワクチン3回目接種予約と、スーパーグリーンパスについて綴りました。

約1ヶ月前からの、「スーパーグリーンパス」洗脳とワクチン接種推進活動がテレビニュースで激しく取り上げられた政府の成果として、3回目のブースター接種率は国民の20%を超え、ワクチン接種反対派「NO VAX」が1回目を接種する大きなきっかけをつくったようです。

●参考サイト
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN07DIS0X01C21A2000000/
https://www.adnkronos.com/variante-omicron-in-italia-27-casi_4e4htB4kqpnOndio1T44iE

日本政府迷走!オミクロン水際対策で翻弄される在外邦人達

チャオ!トモンテです。

友人夫婦が日本行きの航空券を突然キャンセルしなければならない状況に追い込まれました。
原因は、日本政府のオミクロン水際対策です。

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オミクロン

この記事では、迷走しているオミクロン水際対策に直接打撃を受けた身近な実例を紹介します。

友人夫婦の帰国計画

友人夫婦は、1人暮らしをしている高齢のお母様宅でクリスマス~年末年始を過ごす予定でした。
そのため、イタリア人のご主人は、短期ビザを受給済みでした。

2人は出発前日にPCR検査をし、夕方その結果をピックアップし、さあ、後は夕食を作ってゆっくり休むか!と思いきや、夕刻17時を過ぎたあたりで、日本大使館から、日本政府のオミクロン水際対策を知らせる悪夢のメールが届いたそうです。

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空港

幸いにも友人は、渡航日程変更可能の航空券を購入していたので、翌日出発の便をすぐにキャンセルし、里帰りを来年へ延期したそうです。

日本政府の迷走

帰国を予定している在外邦人は、日本大使館、外務省、法務省、厚生労働省の各ウェブサイトから、最新情報を得る必要があります。

2021年11月末から12月初旬にかけて、日本のオミクロン水際対策は、毎日のように更新されてきました。

時系列で見ていくと、

日本政府は緊急避難的な予防措置として、11月30日から12月末日まで、外国人の新規入国を原則禁止。
この水際対策について、WHOが「鎖国政策だ」と苦言を呈しました。

12月1日、1日あたりの外国人入国者の制限を、5000人から3500人に引き下げ。

イタリアからの入国については、14日間の自宅待機が、検疫所指定ホテルにて6日間の強制隔離(残り8日間は自宅待機)に変更されました。

そして、日本入国を容認されていた特例にも変化が!
日本人配偶者の短期ビザを一時的に無効化。
日本入国を容認される「特段の事情」として、
●外交・公用の者
●日本人や永住者の配偶者・子供
●人道的な配慮が必要な者
●公益性のある者、等
との記載があったのにもかかわらず、友人夫婦は帰国を断念せざるを得ませんでした。

日本大使館が最新情報をEメールで送ってくれる事は有り難いのですが、お役所特有の長い文章で変更事項がわかりにくい場合が多いので、筆者はYouTube動画を参考にしています。

ユーチューバー週末海外ノマド「ダイスケ」さんは、ここ最近ほぼ毎日、日本政府の水際対策の変化を追っています。
www.youtube.com
国土交通省は11月29日、日本に到着する国際線の新規予約受け付けを12月末まで停止するよう国内外の航空会社に要請。
しかし、3日後の12月2日に要請を撤回しました。

12月5日、検疫所が指定する施設にて隔離3日間対象国で有効なCovid-19ワクチン接種証明書所持者は、3日間隔離を免れ自宅での14日待機への変更が可能と、水際対策強化の真っ只中、突然の緩和.....。
蓋を開けると、検疫所の隔離ホテル確保が困難になっているというのが主な変更理由のようです。
事実、東京近郊の隔離ホテル不足で、チャーター機で福岡のホテルへ送りこまれたり、大学寮に隔離された人もいるようです。

12月10日、日本政府は強制隔離をオミクロン検出国に一点集中させることで、21カ国からの入国を大幅に緩和しました。
詳細は、下記ダイスケさんのYouTube動画でご確認下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=plCiSRPbVg0

終わりに

この記事では、迷走しているオミクロン水際対策に直接打撃を受けた身近な実例を紹介しました。

毎回一時帰国には、キャンセル返金なし、渡航日程変更不可の超格安航空券を購入している筆者も、次回の里帰りには渡航日程変更可能のチケットを購入することに決めました。

菅前総理のコロナ水際対策の対応が遅かった為か、岸田総理がオミクロン変異株に対してスピーディーに対応していることは評価できますが、やや付け焼刃的な印象も受けます。
上記に挙げましたほとんどのオミクロン対策は今年12月末日までですので、今後どうなるかチェックしていきたいと思います。

12月1日、イタリア滞在暦有りの日本人男性が日本入国の際、オミクロン変異株に感染されていることが検査で発見されました。日本で3人目のオミクロン感染者です。(イタリアのオミクロン感染者は現在13人)
これに政府が過剰反応し、「在外邦人の入国一時停止」の項目が追加されないことを祈るばかりです。

●参考サイト
https://www.tokyo-np.co.jp/article/146754
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA01AVI0R01C21A2000000/
https://www.sankei.com/article/20211201-C7GT3IC5TBMDZKQQ7IC3QD5N4E/