ToMonteItaliaの食旅

イタリア在住のトモンテが、食を中心に、スローライフを紹介するよ

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【ローマ】好きなジェラート屋とお気に入りのフレーバー

チャオ!トモンテです!

毎日暑いですね~(汗)
最近では日本にもジェラート屋さんは沢山ありますが、原材料の違いか本場イタリアで評判の高い店のジェラートは本当に美味しいです。

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イタリアンジェラート販売バン(シチリア)

日本で好きなアイスは、抹茶、小豆、練乳のような純和風テイストですが、和食が恋しくなってもアイスクリームについてはそれ程郷愁を感じません。多分ジェラートが代用食として優れているからでしょう。

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イタリアンジェラート

この記事では、ローマにある好きなジェラート屋とお気に入りのフレーバーを、ローマ在住の筆者が紹介します。

第3位 : La Fabbrica di Gelato(ラ・ファッブリカ・ディ・ジェラート)

新鮮な季節の果物や、厳選された原材料で作る、店名のジェラート工場にふさわしい店。
店舗に隣接した工房でジェラートを作っているところがガラス越しに見え、店内は清潔感に溢れ、店前にはテーブルと、ジェラートでベトベトになった手を洗えるよう小さな水道がついています。

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ラ・ファッブリカ・ディ・ジェラート店内

トレビの泉付近の有名ジェラート屋San Crispino(サン・クリスピーノ)が、20年以上前から客の注文と同時にジェラートの各フレーバーの鉄製蓋を開けてサーブしていたのが当時画期的でしたが、この店も同様です。以前は「ジェラートの色が見たいなぁ」とやや不満でしたが、コロナ渦には衛生的で逆に良いですね。

季節限定フレーバーですが、洋梨のシナモン風味、ビール、桃のバジル風味が美味しかったです。
ジェラートの上に、チャルダという薄いクッキーを1枚つけてくれる時もあります。

住所 : Piazza Conca d'Oro, 41 (地下鉄B線Conca d'Oro駅上)
営業時間 : 12-22(週末は22:30まで)
最新情報詳細は、公式ホームページでご確認下さい♪♪(イタリア語)
www.lafabbricadigelato.it

第2位 : Giolitti(ジョリッティ)

映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘップバーン演じるアン王女がスペイン階段で食したジェラートとして知られている、1900年にジュゼッペ・ジョリッティが創業した有名老舗ジェラート店。

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ジョリッティ外装

ジェラートの原材料選びと質の高さからイタリア王室御用達のブランドともなり、フレーバーの多さと安定の美味しさから現在も観光客で賑わっています。

濃厚な味が特長ですが、暑い夏にお薦めは、シャンパンやMore(ブラックベリー)をはじめとするフルーツフレーバー。

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ジョリッティ店内

住所 : Via degli Uffici del Vicario, 40(パンテオンから徒歩圏内)
営業時間 : 7:30-23(土日は8:30-00)
最新情報詳細は、公式ホームページでご確認下さい(イタリア語、一部英語)
https://www.giolitti.it/

ジョリッティの日本1号店が、2021年6月25日、ルミネエスト新宿内にオープンしたようです。東京にお住まいの方は、イタリア旅行前ひと足先に味見ができますね♪♪

第1位 : Al Settimo Gelo(アル・セッティモ・ジェロ)

伝統を重んじるがあまり食文化に面白みの欠けるローマでは、良い意味で異質な存在のジェラート屋。
興味深いフレーバーが豊富で、例えばワイン、ラム酒等のアルコール入りフレーバーやカルダモン等スパイシーフレーバーなど、チャレンジ精神溢れる新種の味が楽しめます。

しかも、奇をてらったフレーバーとは裏腹に、例えばピスタチオはシチリア・ブロンテ産DOPを使用等、材料にこだわりを持っています。

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アル・セッティモ・ジェロのジェラート

好きなフレーバーは、カルダモン、アニスシャーベット、ペペロンチーノ入りダークチョコレート、生姜&シナモン等々、挙げるときりがありません!

上記2店と比べ、お洒落なジェラート屋とは言い難いですが、好奇心をくすぐるフレーバーの魅力から、小さな店内は常に地元客で溢れています。

住所 : Via Vodice, 21(住宅街)
営業時間(夏季) : 11-00(火~土)、11-14, 15:30-23(日、祝日)、 月曜休業
最新情報詳細は、公式ホームページでご確認下さい(イタリア語)
https://www.alsettimogelo.it/

まとめ

この記事では、ローマ在住の筆者が、好きなジェラート屋とお気に入りのフレーバーを紹介させて頂きました。

上記3店以外にも、チョコレート味ならVenchi(ヴェンキ)、コーヒーフレーバーならGrom(グローム)と、ピエモンテ州発祥のブランドも美味しく、前者はスペイン広場近く、後者はローマのスーパーやショッピングモール、また高速道路ドライブインで扱っている所もあります。

【寸評】
Al Settimo Gelo: 新しい味を試したいチャレンジャー向け
Giolitti: 「ローマの休日」気分に酔ってみたい方へ
La Fabbrica di Gelato: 清潔感を追求したい方へ
San Crispino: トレビの泉を観光する方へ
Venchi: スペイン広場を観光する方へ
Grom: スーパー、ショッピングモール、高速ドライブインにあるかも

ローマだけでなく田舎の小さなジェラート屋でも、Gelato Artigianale (自家製ジェラート)と看板に書かれている店は大抵美味しいです。

ローマのジェラート屋は、夏だけでなく、冬を含め1年中オープンしている所がほとんどです。恐らく、食後にジェラートを食べる習慣があるからでしょう。

今後コロナが終息し自由に海外旅行ができるようになり、ローマにお越しになる機会があれば、是非とも本場のジェラートをお試し下さい!

*本記事は、はてなブログ今週のお題「好きなアイス」への投稿文です。