イタリアンポップス5選!スイートボイス&メロディ好き必聴
チャオ!トモンテです。
皆さんが初めて聴いた曲を好きになる要素、条件は何ですか?
私は、下記3点が融合する曲に魅了されます。
●甘くてセクシーな高音のハスキーボイス
●心地良いメロディライン
●キャッチーなサビ
これらのファクターは、ずば抜けた歌唱力や共感できる素晴らしい歌詞よりも何故か優先されます。

この記事では、約20年イタリア在住の筆者が、個人的趣味でセレクトした甘いイタリアンポップス5選を、"わたしのプレイリスト"として紹介します。
- Lucio・Battisti(ルーチョ・バッティスティ)とMina(ミーナ)
- Pino・Daniele (ピーノ・ダニエレ)
- Jovanotti (ジョヴァノッティ)
- Max Gazzè(マックス・ガゼ)
- Zucchero&Pavarotti(ズッケロとパヴァロッティ)
- 最後に
Lucio・Battisti(ルーチョ・バッティスティ)とMina(ミーナ)
ギター、ピアノ、ドラム、ベース他、多くの楽器を演奏できる多才なシンガーソングライターで、作曲家、編曲家、音楽プロデューサーとしても、有名シンガーに多くの楽曲を提供しました。60~70年代を中心に活躍し、リズム&ブルース、ブログレ、ラテン等様々なジャンルの影響を受けた、一度聴くと印象に残るメロディに、甘い声で飾り気なく歌う姿がとても好印象です。
全盛時代に作詞を担当していたMogolとのパートナーシップを解消してから人気は徐々に下火となり、55歳の若さで病死しました。
表舞台からは姿を消したものの、アルバム制作は続けている現在スイス暮らしの大御所ミーナとデゥエットしているこちらの動画は、イタリアのテレビで昔放送されたものです。
母性本能をくすぐる甘い声の青年、魚座のバッティスティと、西洋の美空ひばりかの如く七色の声を操る強い女性、牡羊座のミーナの掛け合いが、聴いていて気持良くスカッとします。
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Pino・Daniele (ピーノ・ダニエレ)
ギターを片手にナポリ方言で歌うシンガーソングライター。ポップス、ブルース、ジャズ、ファンク、ボサノバを初めとするワールドミュージックと幅の広いジャンルの音楽に影響された曲を作り、エリック・プラクトンやパット・メセニー等、海外有名アーチストともライブ共演しました。
切ない高音のハスキーボイスでナポリの街と人を歌った「Napule E'」は、郷愁に溢れています。
心臓発作で54歳の若さで亡くなった2015年、ナポリの街の広場には大勢の人々が集まり、皆で「Napule E'」を合唱していました。
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Jovanotti (ジョヴァノッティ)
80年代終わりから現在に至るまで安定の人気を誇る、シンガーソングライター、ラッパー、ディスクジョッキー。190mの長身細身体型は、54歳の現在、デビュー当時と全く変わらず、派手なステージ衣装も映え、ライブは若い世代から熟年層まで幅広いファンでいつもすぐ満席になります。
若い頃流行っていた英語のラップは暴力的で好きでなかったのに、初めてジョヴァノッティの「Serenata Rap」を聴いた時、メロディのせいか、イタリア語のせいか、彼の声のせいか、とても心地良く感じ、それ以降ジョヴァノッティの虜になりました。
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●上記ビデオ以外のお薦めの曲
妊婦さん、妊活中の方へお送りしたい「Per te (君へ)」。妊娠中の奥様と誕生したばかりの愛娘が登場するホームビデオと愛情一杯の詩とメロディが、優しい気持にさせてくれます。
Per te - Lorenzo Jovanotti Cherubini - YouTube
気が滅入っている方には元気の出る「L'ombelico del mondo (世界のヘソ)」。世界観のある映像を見ながら踊らずにはいられなくなります。
L'ombelico del mondo - Jovanotti - YouTube
Max Gazzè(マックス・ガゼ)
甘いメロディラインとキャッチーなサビ作りが得意なローマ出身のシンガーソングライター。幼少時代から多感な時期に、ベルギーやフランスで生活した経験があるせいか、ワールドワイドなニュアンスを持っています。
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Zucchero&Pavarotti(ズッケロとパヴァロッティ)
日本を含め全世界で知られているオペラ界の神様、テノール歌手パヴァロッティと、イタリアンロック&バラードの大御所で数々のヒット曲を生み出したズッケロのデゥエット。パヴァロッティのボリュームと張りのある声が、ズッケロの素晴らしい曲にマッチしていて鳥肌が立ちます。
ポップスからはやや外れますが、音楽ジャンルが異なるイタリアのKing達の共演、ということで入れさせてもらいました。
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最後に
この記事では、約20年イタリア在住の筆者が、個人的趣味でセレクトした懐かしのイタリアンポップス5選を紹介しました。
最近のヒット曲がなくて恐縮ですが、好きな曲となるとやはり昔の名曲になってしまいます。
日本では一般的にあまりメジャーではないイタリアのポップスですが、この機会に気に入っていただけると幸いです。
*本記事は、はてなプログ今週のお題「わたしのプレイリスト」への投稿文です。