ウンブリア州の高原カステッルッチョでレンズ豆の開花鑑賞
チャオ!トモンテです。
先日、ウンブリア州とマルケ州にまたがるレンズ豆のお花が咲く高原を鑑賞しながら、マウンテンバイクを楽しみました。
この記事では、レンズ豆の花やポピーが色づくCastelluccio(カステッルッチョ)の美しい高原と、レンズ豆の煮込み簡単レシピを紹介します。
Castelluccio(カステッルッチョ)
海抜2474mのヴェットーレ山を最高峰とする、ウンブリア州とマルケ州にまたがるアペニン山脈の一部シビッリーニ山地国立公園へ行ってきました。
毎年気候によって変動はあるものの、6月中旬~7月中旬の間、山地に囲まれた標高約1500mに位置する高原は、黄色のレンズ豆の花や赤いポピーなど様々なお花で色づき、開花を鑑賞するための観光客で賑わっています。

オーストリアからのミニバスツアーや、オランダ人等が車で訪れており、世界的にも人気のスポットであることがわかります。
一眼レフの本格的なカメラを片手に花の絨毯を撮影している人、ツーリングバイクのグループ、パラグライダーを楽しむ人々も見かけました。

車に積んで持参したマウンテンバイクで高原をサイクリング中、足をアブに刺されました。今も赤くパンパンに腫れています。(涙)
カステッルッチョで刺されたのは今回が初めてで、恐らく羊などの家畜がいたのと、例年になく気温が高かったためだと思われます。

2016年10月30日に起きた地震で、Castelluccio di Norcia(カステッルッチョ・ディ・ノルチャ)の村が崩壊しました。
昔気に入って行っていたレストランはもうありません。
今年は7月3~4日及び10~11日の週末に、車の交通制限が設けられる予定だそうです。
昨年6月末のウイークエンドに訪れた時、観光用長距離バスで大混雑していたので無理もありません。
カステッルッチョ・ディ・ノルチャのウェブサイトでは、E-Bikeや、ロバ、馬のレンタルでの移動を推奨しています。

レンズ豆は500g入り1袋5ユーロ。地震被災者支援の為、3袋購入しました。
カステッルッチョで生産されるレンズ豆はIGP(Indicazione Geografica Protettaの略語で、保護指定地域表示の意)認定品で、長く煮込んでも皮が破れることがなく、小粒でとても美味しいです。
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圧力鍋でレンズ豆煮込み 簡単レシピ
【レンズ豆】
レンズ豆は、低カロリーでタンパク質や鉄分、繊維質が豊富なので、貧血予防や便秘対策に有用です。
また、前日に水で戻す必要がない豆なので、すぐ調理でき便利です。
【材料】
レンズ豆 125g
玉ねぎ 少々
人参 少々
セロリ 少々
オリーブオイル 少々
塩 少々
水 500ml
【作り方】
1.玉ねぎ、人参、セロリをみじん切りにします。


2.オリーブオイルで1を弱火で炒め、塩を少々加えます。

3.レンズ豆を水で洗い、汚れを落とします。

4.レンズ豆を2に加え軽く炒めます。

5.水を加えます。
6.圧力鍋に蓋をし強火で煮ます。
7.圧力鍋の音がしたら、弱火にして約20分煮ます。
8.お皿に盛り、オリーブオイルを少々かけて出来上がり。

最後に
この記事では、レンズ豆の花やポピーが色づくカステッルッチョの美しい平原と、レンズ豆の煮込み簡単レシピを紹介しました。
レンズ豆の上記レシピは、2つに切ったプチトマトを数個入れ一緒に煮込み、トマト味にしても美味しいです。
また寒い冬場には、水を600mlに増量しスープにして食べると体が温まります。
初夏のカステッルッチョの高原は、色彩豊かで美しく写真栄えするので、もし機会があれば是非一度訪問されることをお薦めします。
●参考サイト
repubblica.it