ボルセーナ湖とモンテ・アミアータで１泊２日美食の旅
チャオ！トモンテです。
先日、トスカーナ州のモンテ・アミアータとラツィオ州のボルセーナ湖に行ってきました。
この記事では、森林でE-Bikeを楽しみ、湖で美食を満喫した１泊２日の小旅行をご紹介します。
Monte Amiata（モンテ・アミアータ）
ローマの自宅から車で2時間半～3時間カッシア道を北上すると、シエナ県とグロッセート県にまたがるブナや栗の木の森林地帯、モンテ・アミアータに到着します。
アミアータ山は1738mと高くはないですが、森林のおかげで真夏でも涼しく、秋にはポルチーニの村祭り等も行われ、冬はスキーも楽しめます。
モンテ・アミアータのポルチーニについては、過去の記事からどうぞ♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com
モンテ・アミアータの入り口、アッバディア・サン・サルヴァトーレにある自転車屋で、E-Bikeを半日25ユーロで借り、森林道をサイクリングしました。
とても良心的なサイクルショップで、ランチタイムは店を閉めるから午後開店時の3時半に返却でもOKとのことで、半日以上レンタルできました。
サイクリングを楽しんだ後、2日前に予約したホテルLe Macinaieにチェックイン。
このホテルは6月、時々格安になり、1部屋1泊約35ユーロ（ツイン/朝食なし）でした。スタッフは親切で、お部屋も清潔、ボディーソープやドライヤー完備なので、ほぼ毎年初夏に訪れています。
シャワーを浴びてすっきりした後、ホテル内のレストランで晩御飯を頂きました。
プリモは、トスカーナ州の手打ちパスタ、ピーチ。シエナ県の名物パスタメニューPici all'aglioneは、細めの手打ちうどんの食感のピーチにニンニクをたっぷりきかせたフレッシュトマトソースがとても美味しい夏の味覚でした。
セコンドは猪肉の煮込み、付け合せに黒ヒヨコ豆を頂きました。黒ヒヨコ豆の煮込みは、ニンニクとローズマリーでパンチをきかせ、控えめにトマト風味も感じられる一品でした。
Lago di Bolsena（ボルセーナ湖）
翌日トスカーナ州を背にカッシア道を南下し、ラツィオ州ヴィテルボ県にあるボルセーナ湖へ。
観光するなら、立派なお城があり、お店やレストランが多く、アジサイやポプラ並木が美しいボルセーナの街がお薦めですが、湖水浴をするなら、ボルセーナの街の反対側に位置するCapodimonte（カポディモンテ）を一押しします。何故なら、浅瀬なので水泳が得意でない人や子供連れのファミリーでも楽しめ、木陰もあるからです。
残念ながら、ボルセーナ湖到着時は曇りで、2時間も経たないうちに雨が降ってきたので、湖水浴を中断しました。
湖畔で知り合った太鼓腹の地元民マリオ氏に、この近くにあるお薦めの魚料理レストランを聞いたところ、隣町マルタの「Sant'Egidio」がボリュームがあり美味しい、という情報をゲットしました。
行ってみると、エントランスが殺風景な住宅街にある地味なレストランで、「大丈夫かな？」と少し不安になりました。
ランチタイムまで時間があり、お天気も良くなってきたので、マルタの街を散策し、湖の写真を撮りました。
マルタは小魚Lattarino（ラッタリーノ）の村祭りが有名で、約10年前にこの村祭りで大鍋で揚げたラッタリーノのフライを食べた時、陶器のお皿がおまけで付いてきました。
ランチタイムの開店時間に入店すると、既に地元のお客さんが食べ始めていました。
まずは、湖の魚のアンティパスト。
小魚Lattarino（ラッタリーノ）のフライ、Coregone（コレゴーネ/ホワイトフィッシュ）のマリネ、燻製、スープ、うなぎのマリネ等々。どれも新鮮で、2人でシェアして丁度良いボリュームでした。
次に、プリモ2品。
アンコウをライムとラム酒で風味をつけたマルティニークソースの生パスタ・タリオリーニと、海老のトマトソースの手作りニョッキ。
田舎町のレストランにしては珍しい創作メニューで驚きました。
最後に、セコンド。
淡水魚コリゴーネのポテトオーブン焼き。
お魚片面だけかと思いきや、ポテトの中から出てきたのは両面丸ごとでボリューム満点！カリッと香ばしいポテトと淡白な味わいの魚の組み合わせが優しい味わいでした。
他に、ミネラルウォーター1本、ハウスワイン白1/4ボトルとコーヒー2杯を注文し、合計50ユーロのところを45ユーロに値引きしてくれました。
偶然出会ったマリオ氏に大感謝！
最後に
この記事では、森林でE-Bikeを楽しみ、湖で美食を満喫した１泊２日の小旅行をご紹介しました。
今回の旅行で、レストラン選びは地元民の情報が有力だということを改めて実感しました。
イタリアでは、6月28日より全州がホワイトゾーンになり、屋外でのマスク着用義務が解除されました。
日本の水際対策においても、イタリアからの入国者は指定ホテルでの3日間隔離が免除されるようになりました。
このままコロナ感染者が減少し、安心して旅行できる状態が続くことを心から願います。
