ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ、etto(エット)の罠
チャオ!トモンテです。
11月29日は「いい肉の日」。
い(1)い(1)に(2)く(9)の語呂合せから、宮崎県の「より良き宮崎牛作り対策協議会」が制定しました。
ローマからアペニン山脈へ行く道中、サラリア街道を通る度にいつも気になっていた看板「Risto Macelleria(肉屋レストラン)」。
肉屋が食事スペースを設置している外装なので、美味しいビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを期待し、行ってみることにしました。
この記事では「いい肉の日」にちなみ、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナの食レポを紹介します。
Risto Macelleria(リスト・マチェッレリア)
看板と外装を見ただけではよくわからなかったので、トレッキングの帰りに立ち寄り、視察しながら予約しました。
外装同様、店内も安いバールのような内装でした。
奥に肉屋があり、お肉の他にチーズやワインなども置いていました。
本日のコースメニューが€23と、お得感をかもし出していました。
レストラン営業はランチ時間のみなので、日曜に予約を入れました。
実食
カストラート(1歳以下の去勢羊)のソースをからめたパッパルデッレという平たいロングパスタを注文。
柔らかく煮込んだカストラートはボリューミーで、これで€15はお値打ち価格です。
羊乳チーズ・ペコリーノをかけて食べると、至福の美味しさでした。
ウェイトレスが、ブランド白牛・キアニーナのTボーンステーキの生肉を、外の炭火焼スペースに持って行きました。
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナが焼きあがりました。
焼き加減をミディアムでオーダーしたのに、お肉の分厚いところはほとんど生焼け。脂身部分が全て焦げていて食べられなかったのが残念。お肉自体は新鮮でしたが、焼き方はいまいちでした。
イタリアでは、ステーキや高級魚など高い食材にはetto(エット)、もしくは、L'etto(レット)表示、つまり100gあたりの金額だけ表示しているレストランがあります。
私達は、併設肉屋とエレガントとは言い難い食事スペースの内外装から判断し、「そんなに高くならないだろう」と高を括って、ステーキ1枚あたりのおおよその料金を質問することなく、レストランにおまかせしていました。
会計をお願いしてレシートを見ると、
ステーキのお値段はなんと€44!
2人でシェアしたとはいえ高い!
肉屋を甘く見ていました。まさに、etto(エット)表示の罠です。
最後に
この記事では、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナの食レポを紹介しました。
もしイタリアのレストランへ行く機会がありましたら、メニューのetto(エット)表示には気をつけましょう!
etto表示メニューを選択しないことをおすすめしますが、どうしてもそれをオーダーしたい場合は、1人前でおよそ何グラムか前もって質問し、概算してから注文しましょう。