ToMonteItaliaの食旅

イタリア在住のトモンテが、食を中心に、スローライフを紹介するよ

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【ヴァッレダオスタ】ヴァルトゥルナンシュのレストランと山料理

チャオ!トモンテです。

日本も連日猛暑ですが、ここローマも最高気温が毎日35度前後です。
7月バカンスに行った、北イタリアのヴァッレ・ダオスタ州の過ごしやすい気候が懐かしいです。

この記事では、ヴァルトゥルナンシュのレストランと山料理を紹介します。

Brasserie Du Cervin

到着日、宿泊したベッド&ブレックファストから歩いて1分もかからないレストランBrasserie Du Cervinで夕食を取りました。

ヴァッレ・ダオスタ州の名産ではありませんが、お隣のピエモンテ州の牛肉Fassona(ファッソーナ)は、質が良いことで有名です。

フィレンツェ産キアニーナステーキはローマでも食べられますが、ファッソーナはないので、「Fassonaのポルチーニソースステーキ、ポレンタ添え」をメニューに発見し、迷わず注文しました。

イタリア産のお肉としては柔らく美味しかったですが、口の中でとろけるサシが沢山入った和牛を知っている日本人には、ジューシーとまではいかないです。

20ユーロでしたが、一皿の量が多くお腹いっぱいになったので、元は取れた感じです。

ピエモンテ産牛肉のステーキ

Le Gourmand

バカンス2日目の夜は、オリジナリティのあるメニューで評判のレストランLe Gourmandへ。

まずは、シェフからのサービスで付きだしを。

ズッキーニクリームのプチタルト

メニューに温野菜がなかったので、本日の野菜のスープを頼むことに。

ミントの風味がアクセントになっているズッキーニスープにたっぷりクルトンを入れ、ヘルシーテイストを味わいました。

ズッキーニのスープ

パスタは、鹿肉ソースにリグーリア州特産オリーブの実という意外な組み合わせ。
残念ながら、オリーブの実はシーフードパスタと合わすという先入観が邪魔をして、楽しめませんでした。
加えて、パスタの量も少なめでした。

鹿肉ソースのフェットチーネ

最後に、豚のフィレ料理を。
フィレ肉の下に隠れている焼きリンゴと蜂蜜ソースが美味しく豚肉にマッチしており、グリルしたアスパラも焼き加減が丁度良かったです。
まるで山のようにフィレ肉を立たせ、ジェラートみたいに小さく丸めたポレンタの量も上品で、とにかく盛り付けが上手でした。

難点は、フィレ肉がやや硬かった事と26ユーロと高額だった事です。

豚のフィレ肉

Foyer des Guides

ブライトホルン登頂記念に、やや高級なレストランFoyer des Guidesへ。

テラス席を予約していたのに、「外は日が暮れたら寒くなるから」と言われ、店内に案内されました。
外で食べていても途中で、「寒くなってきたから店内に移動したい」という客が多いということでしたが、「ホットフラッシュ持ちなので」と嘘をついてごり押しし、テラス席へ。

レストラン

シェフのサービスの付きだしは、「フレグラ」というサルデーニャ島産のクスクスのような形状のパスタに、ツナと人参を合わせていました。

ツナとフレグラ

2種類の肉料理を注文。

まずは、干しアンズと干しイチジクをウサギ肉でロール状に巻いた料理。さっぱりしていて食べやすかったです。

野菜不足になる旅行中、色んな温野菜が添えられているのが嬉しかったです。

アンズとイチジク詰めウサギ肉

次に、じっくり煮込んだ牛の頬肉と3種野菜のピューレは、食用花の色彩豊かな装飾も綺麗でした。
ピューレに刺さっている野菜チップスも香ばしかったです。

このバカンス中、最も美味しかった一品でした。

牛の頬肉と3種野菜のピューレ

肉料理は、25ユーロ前後とやはり高めでした。

最後に

この記事では、ヴァルトゥルナンシュのレストランと山料理を紹介しました。

レストランの会計は中部イタリアと比べると高い、という印象でした。

個人的には、オーストリア/ドイツっぽいドロミテ渓谷の山料理よりも、フランスの影響も若干感じられるヴァッレ・ダオスタ州の山料理の方が好きです。

どちらにしろ、山岳地方の北イタリア料理は、日本のイタリアンレストランではあまりお目にかかれない料理です。