【夏野菜レシピ】ライス詰めトマトのオーブン焼き
チャオ！トモンテです。
毎日暑くて食欲が出ないですね～。
そんな時は、色鮮やかな赤い夏野菜を使った料理だと箸がすすむかもしれません。
ローマのスーパーマーケットでは夏季、大型トマト「Pomodoro da risoポモドーロ・ダ・リーゾ」が売り出されます。pomodoroがトマト、risoが米という意味です。
この大型トマトは、ベルギーやオランダ産のものがほとんどです。
この記事では、イタリアの家庭料理「ライス詰めトマトのオーブン焼き」を紹介します。
ライス詰めトマトのオーブン焼きのポジショニング
ここローマでは、スーパーやテイクアウトもできる軽食屋Tavola calda(ターヴォラ・カルダ)で見かける料理ですが、イタリア各州のレストランのメニューでは見たことがありません。
家庭料理だと理解していますが、イタリア人宅に招待された際、１度も出してくれたことがありません。
イタリア人にとって軽食のイメージが強いからか、もしくはパスタ料理の方が簡単だからかもしれません。
過去の自作失敗経験
好きな料理ですので、夏にたまに作っていたのですが、出来上がりの見た目を重視するとお米が上手く炊けず、オーブンの温度を上げたり、焼き時間を長くすると、トマトが割れて中の水分がどっさり出てくるのです。
イタリアでは、トマトをくり抜いた中身をハンドブレンダーで液体状にし、生の米を数時間そこへ浸した後トマトの器に入れ、ジャガイモと一緒にオーブン焼きにする、というレシピが主流です。
「上手くできない」とイタリア人知人に相談したら、「軽く茹でた米を使えばいい」とアドバイスをくれたので試してみましたが、やはりトマトが割れ、中から水分が溢れてきました。
なので、トマトの器に入れる前に、あらかじめトマトライスを前調理することにしました。
すると、トマトのひび割れが少なく、米は充分炊けていて、水分の出方も少なくなりました。
ライス詰めトマトのオーブン焼きレシピ
【材料】
大型トマト ４つ（できれば硬めのもの）
米 大さじ ６杯
ニンニク １片（もしくはニンニクチューブ少々）
バジル（フレッシュ、乾燥どちらでもOK）少々
塩 少々
オリーブオイル 大匙１杯
ジャガイモ１個（お好みで）
【作り方】
１．ヘタが付いたトマト上部をナイフでカットし、中をナイフやスプーンでくり抜き、くり抜いた種や実をボウルに入れます。ニンニクのみじん切りかニンニクチューブを少々、バジルと塩とオリーブオイルを投入し混ぜ合わせ、米を加えます。トマトの白い筋は捨てます。
２．フライパンで、米と味付けしたトマトの中身を煮詰めます。
３．半煮えのトマトライスをトマトの器に移し、小さくカットしたジャガイモと一緒に耐熱容器へ入れ、オリーブオイル（分量外）を軽く振りかけます。
４．トマトのヘタ部分をかぶせ、200度に予熱したオーブンで20～25分焼きます。
５．出来上がり。
最後に
この記事では、イタリアの家庭料理「ライス詰めトマトのオーブン焼き」を紹介しました。
まだ作ったことのない方は、この夏是非お試し下さい !!
