ToMonteItaliaの食旅

イタリア在住のトモンテが、食を中心に、スローライフを紹介するよ

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イタリア20年在住者が選ぶ、好きなイタリア食材10選

チャオ!トモンテです。

昨年10月末に食を中心としたこのブログを開設し、早くも1年が経ちました。

総集編として、イタリア在住約20年の筆者が選ぶ好きなイタリア食材10選を、過去の記事も抜粋しながら紹介します。

野菜

一時帰国の際、意外と懐かしくなるのはイタリア野菜。

中でもクリスマス前後が旬のPuntarelle(プンタレッレ)という野菜が最もお気に入りです。
ラツィオ州、ヴェネト州、プーリア州で主に食べられていて、フィレンツェや北イタリアの知人は「見たことない」と言っていました。
Catalogna(カタローニャ)、Cicoria Asparago(チコリア・アスパラゴ)等の別名もあり、スライスされた袋入りがよく売られています。
ローマでは、アンチョビとニンニクとオリーブオイルで和えてサラダで食べるのが最もポピュラーです。
下記写真の左がプンタレッレです♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com
次に好きでよく食べるのは、Carciofiカルチォフィ/アーティチョーク)です。中でも、Carciofi Romaneschiという品種を、ニンニクとオリーブオイルで風味をつけて蒸し焼きにしたものは絶品です。
詳細は過去の記事からどうぞ♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com
イタリア野菜第3位は、Agretti(アグレッティ)、和名でおかひじきです。
詳細は過去の記事からどうぞ♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com

きのこ

イタリアではアルバの白トリュフなどトリュフも有名ですが、自分にとってはポルチーニがトップです。生のポルチーニを調理したものは、乾燥ポルチーニの何倍も美味しいです。

生ポルチーニのオーブン焼きやフライを、肉や魚料理の代わりにセコンド・ピアットとして注文する時も多々あります。

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ポルチーニ盛り合わせ(オーブン焼き、フライ、ソテー)

パスタ

日本の麺類が白米よりも大好きなので、パスタも断然ロングパスタを好みます。(典型的日本人味覚)

レストランにポルチーニのロングパスタがあれば、プリモピアットとして90%の確立でそれを選びます。

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タリオリーニのポルチーニ和え

トスカーナ州のPici(ピーチ)という手打ちロングパスタは細うどんのようで、関西人には懐かしい食感と味が魅力です。
ニンニクがたっぷりきいたトマトベースのアリオーネソースで頂くのが王道です。

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ピーチ

ピッツァ

色々トッピングしてるピッツァも魅力的ですが、普段買いするのはシンプルで飽きのこないローマのピッツァ・ビアンカです。

水平に切り込みを入れ、ハムやチーズや野菜など、その時冷蔵庫にあるものを挟むだけで、立派な時短ランチになります。

特に、大きな生ハムの塊を、スライサーではなく包丁でスライスした分厚めの生ハムを挟むと絶品です。
詳細は過去の記事からどうぞ♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com

ハム類

●ヴァッレ・ダオスタ産モチェッタ
●アルト・アディジェ産スペック
●ヴァルテッリーナ産ブレサオラ
サン・ダニエレ産生ハム、がお気に入りです。

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写真左端がスペック、その隣がモチェッタ

チーズ

どのチーズも美味しくあげていくときりがないので、ここではスーパーで容易に入手できるものを2つ。

スーパーの定番商品、Pettinicchio(ペッティニッキオ)のMozzarella di Bufala(水牛モッツァレッラ/写真右)と、Scamorza Affumicata(燻製スカモルツァ/写真左)は、工場で大量生産されているとはいえ、味が安定していてはずれがないです。
同メーカーのStracchino(ストラッキーノ)というクリームチーズも美味しいです。
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エクストラ・ヴァージン・オリーブオイル

イタリア以外の国で生産されたオリーブオイルは自分にとって口当たりが重いので、必ず100%イタリア産のオリーブから生産されたエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルを選ぶようにしています。瓶には、イタリアの3色国旗が印刷されていたり、100% Italianoと明記されています。

近年スーパーの棚では、イタリア産オリーブオイルをEU諸国のオリーブオイルでブレンドしている欧州連合製品の割合が高まっています。瓶には、Origine: Unione Europeaや、Prodotto dell'Unione Europea等と表示されています。

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左、中央はイタリア産、右は欧州連合産

なので機会があれば、オリーブオイル製造所から大型缶で直購入するようにしています。

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オリーブオイル製造所直販売

味覚的には、ピリッとした味が特長の絞りたてオリーブオイルや、味わい深いノンフィルターオリーブオイルが好きです。

菓子

「見た目は不恰好だが美味しい」という意味の名称を持つ、アーモンド、卵白、砂糖で作られた、ブルッティ・ボーニ、別称、ブルッティ・マ・ブォーニ
トスカーナ州プラート発祥のお菓子らしいですが、イタリア全国で販売されています。

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ブルッティ・ボーニ

昨年日本に上陸したマリトッツォは、日本で売られている可愛いミニサイズに比べ、不恰好で大きめです。
詳細は過去の記事からどうぞ♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com
そしてイタリアといえば、ジェラート♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com

ワイン類

今年発見した美味しい赤ワイン「Gattinara ガッティナーラ]
は、バローロに使われるネッビオーロというブドウ品種を使ったワイン。

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ガッティナーラ

9月のピエモンテ州旅行中、レストランで初めて飲んだ「ガッティナーラ」が美味しかったので、ガッティナーラの町まで行って買いました。少量生産なのか、ローマのスーパーで見つけるのは難しいです。

不動の上位をキープしているスパークリング白ワイン「Prosecco Valdobbiadene プロセッコ・ヴァルドッビアデネ」。
セッコ=辛口なので、乾杯に使われるだけでなく、アンティパストをはじめとする料理との相性も抜群です。

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プロセッコ・ヴァルドッビアデネ

エスプレッソコーヒー

好みにもよりますが、ちょっと高めのillyが美味しいです。
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イタリア旅行でバールに立ち寄られる際、illyの看板を掲げているバールなら間違いないと思います。

最後に

この記事では、イタリア在住20年の筆者が選ぶ好きなイタリア食材10選を紹介しました。

食材カテゴリーとしては10選ですが、品目としては、気がついたら20選近くになってしまいました!
チーズ等は、それだけで10選が可能ですので、改めて記事にしたいと思います。

皆様がカルディ等輸入品ショップでお買い物をされる際の参考になれば幸いです。

*本記事は、はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」への投稿文です。