ToMonteItaliaの食旅

イタリア在住のトモンテが、食を中心に、スローライフを紹介するよ

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【省スペース】イタリアのL字型ダイニングキッチン

チャオ!トモンテです。
我が家は1DKという間取りで、ダイニングキッチンと寝室とバスルームしかない、2人で生活するのがギリギリの小さな家です。

この記事では、我が家にあるビルトインのL字型ダイニングキッチンを紹介します。

ダイニングキッチン

新築マンションに入居当初、キッチンスペースには給水管/排水管やガス配管が壁にむき出しの状態で、もちろんシンクも蛇口も何もありませんでした。
新築マンション建設業者が内装カタログ片手に売り込みする様子もなかったので、ローマにあるシステムキッチン専門店や家電量販店を自分達で徘徊しました。

わかりやすく「ダイニングキッチン」を使いましたが、日本のCMやドラマに出てくるお洒落でゴージャスな空間ではなく、クッキングコーナーやコーナーキッチンと言い換える方が、もしかすると正確かもしれません。

8帖もない食堂兼リビングと同空間に配置されているこのAngolocottura(アンゴロコットゥーラ)は、
Angoloが、コーナー、かど、隅っこ、
cotturaが、料理、調理という意味で、
狭いスペースを最大限に活用する為に使われていることが多いです。
ちなみにイタリアで普通の独立型の台所は、Cucina(クチーナ)と言います。

ダイニングキッチンは、テレビを見ながら、または家族と話しながら、特にお母さんが子供の様子を見守りながら調理できることがメリットですね。
逆にデメリットは、ダイニング、もしくはリビングスペースに、食べ物の臭いが多少なりとも残ることです。

L字型キッチン

多くのショールームを見てまわった結果、ディスカウント商品は全て、最も普及しているl字型のみで、L字型キッチンは特殊なのでオーダーメイドになってしまうことが判明し、システムキッチン専門店で注文することに決めました。
狭い台所スペースの採寸後、デッドスペースのコーナーをどの様に上手く活用できるかが、大きな鍵となりました。

結局、キッチンに使えるスペースと配管の問題で、やむおえずコーナーにガスコンロを設置しなければならなくなりました。
シンクの場所は給水管/排水管に近い所で自動的に決まり、ビルトイン型ガスコンロをデッドスペースのかどに配置することによって、シンクの斜め向かいの作業台スペースを確保しました。
ガスコンロの下は収納スペースになっています。

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L字型キッチンのビルトイン型ガスコンロ

約15年間、毎日使ってみてのメリットですが、L字型キッチンは導線が短いので作業がしやすいです。シンクの横にある冷蔵庫や作業台の下にある電気オーブンにも半歩で近づけます。

また、ガス台にコンロが4つある場合、正方形の配置だと奥の2つがやや遠くなって使いにくいのですが、L字型だと全てのコンロが自分の立ち位置から近距離になるというメリットがあります。
左から2番目の極小コンロはイタリアの必需サイズで、直火式エスプレッソメーカー専用コンロです。
直火式エスプレッソメーカーについては、こちらからどうぞ♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com

さいごに

この記事では、我が家にあるビルトインのL字型コーナーキッチンを紹介しました。

この台所を設置する際、イタリアならではのトラブルがありました。
システムキッチン専門店が作業台の色と戸棚のガラスの種類を間違って用意したので、せっかく来てくれた設置業者さんは作業が全くできず、必然的にガスコンロの設置も2週間先となりました。

空っぽだった新築マンションの内装で、一番苦労した甲斐あってか、このL字型ダイニングキッチンは、家の中で筆者が最も気に入っている空間です。

限られた狭い空間で最大限にスペースを活用するダイニングキッチンをお探しの方に、L字型キッチンはおすすめです。

*本記事は、はてなブログ今週のお題「間取り」への投稿文です。