【ウンブリア州】サンタ・リタ・ダ・カッシア大聖堂訪問
チャオ!トモンテです。
1月末、スキー板を車に積んでローマ近郊の山に行ったのですが雪がなく、結局短時間ハイキングになってしまいました。
地球温暖化が加速する中、冬のスポーツの代表格であるスキーを楽しめるのは、あと何年残っているのでしょう....。
気分を切り替え余った時間を利用し、ウンブリア州まで足を伸ばしました。
この記事では、ウンブリア州にあるSanta Rita da Cascia(サンタ・リタ・ダ・カッシア、もしくはカーシア)大聖堂を紹介します。
ローマからカッシアへ
ローマから約130km、車で2時間半、サラリア街道を北上し、Cittareale(チッタレアーレ)を通過すると、ウンブリア州ペルージャ県にある町Cascia(カッシア、もしくはカーシア)に到着します。
案内板では、カッシアという地名よりも、サンタ・リタの方が目立っていました。

カッシア到着
カッシアの町に着くとすぐ、キリストの生涯や人々の昔の暮らしを再現したプレセーペ/プレゼピオが迎えてくれます。



町の入り口には、十字架やロザリオ等のキリスト教グッズを中心としたお土産物屋とレストランがひしめきあっています。

サンタ・リタ・ダ・カッシア大聖堂
スーベニールショップの裏手から上に石段を登っていくと、高台にサンタ・リタ・ダ・カッシア大聖堂があります。
エレベーターも設置されていますが、この日は運行していませんでした。

大聖堂の中は色彩が鮮やかでした。

聖堂に入って左側を見ると、鉄格子の中に、サンタ・リタの聖骸がありました。
15世紀ウンブリア州聖アウグスチーノ修道会の修道女で、カトリック教会の聖人であったカッシアのサンタ・リタ(聖リタ)は、マルゲリータ・ロッティという名で、ウンブリア州ロッカポレナ市で生まれました。(1381年 - 1457年)
12歳で結婚したリタは、貴族出身である夫からの侮辱、身体的虐待、不貞に何年も耐えました。
リタの謙虚さ、優しさ、忍耐力によって、彼女は夫を善人に変えることができた、というエピソードは有名です。

大聖堂の地下には、マリア・テレーザ・ファシェの聖骸があり、プレセーペが飾られていました。

最後に
この記事では、ウンブリア州にあるSanta Rita da Cascia(サンタ・リタ・ダ・カッシア)大聖堂を紹介しました。
クリスマス、復活祭、夏のシーズンには、信者や観光客が沢山訪れる町ですが、1月末の日曜は空いていてゆっくり観光できました。
小さな町ですが、ウンブリア州の特産、トリュフ料理を出すレストランもあり、意外と楽しめます。
●参考文献
Wikipedia
https://wiki2th.com/ja/Rita_of_Cascia