これでパンクも怖くない!
ドクターマーチンのブーツを履き、S.ピストルズのポスターを貼ってロンドンコーリングを聴く、のパンク・ロックではなく、今回はマウンテンバイクのタイヤのパンクについて綴ります。
コロナの影響で在宅ワーク者が増え、運動不足解消策としてウォーキングとサイクリングをする人がイタリアで激増しています。特にサイクリングにおいては、2020年5月4日から11月2日までに電動式を含めた自転車類購入者へ、購入価格の60%を国が払い戻す、という政令が出されました。但し、払い戻し上限額は500ユーロなので、いくら高い自転車を買っても戻ってくる額は500ユーロです。その予算は合計2億1500万ユーロ。グリーンエコが目的ですが、払い戻しの予算はもちろん税金からなので、税金の無駄使いという声もちらほらありました。
ローマでは2重駐車や歩道駐車する車が多く道も穴ぼこだらけなので、事故も懸念されるところです。しかも申請者があっという間に予算を超え、この恩恵にあやかれなかった人も結構いたようです。当然ながら、後先考えず見切り発車する政府へのブーイングの嵐。イタリアではよくあることです..。(苦笑)
古いマウンテンバイク所有者の筆者も、このインセンティブに一瞬魅かれたものの、物理的に自転車を2台置くスペースが家にないのと、まだ使える愛車Marinへの愛着で、買い替えを断念しました。
筆者もコロナ運動不足解消策として、数年前から始めたウォーキングに加え、今年はマウンテンバイクをフル活用しました。家の近所を散策していると、自宅から往復12kmの、オリーブの木々が並ぶ快適なサイクリングコースを偶然発見しました。

ローマ郊外には、自然に恵まれたのどかな並木道がまだまだ残っています。

しかしながら、この夏~初秋、困ったのはパンクです。トゲのある植物が茂みにひそんでおり、知らぬ間にチューブやタイヤに穴を開け、気がついたらタイヤはペタンコ。チューブやタイヤを何回買い換えたことか...。(涙)
そこで、藁にもすがる思いで、デカトロンでタイヤの内側に貼るパンク防止テープを半信半疑で買いました。12ユーロでした。

使い方は、テープを丁度良い長さに切りタイヤの内側に貼るだけ。実にシンプルです。

この商品のおかげか、トゲのある植物が枯れてきたからか、パンク防止効果の厳密な測定は難しいですが、今のところパンク知らずです。
という訳で、買って良かった2020年の商品は、このタイヤパンク防止テープでした。
*本記事は「#買って良かった2020」への投稿文です。