ToMonteItaliaの食旅

イタリア在住のトモンテが、食を中心に、スローライフを紹介するよ

 Food食べ物 20210210182239 Sportスポーツ  Travel旅行  Artアート  Cultureカルチャー  Book本  Plant植物 Other

【ヴァッレダオスタ】4165mBreithornブライトホルン氷河登山

チャオ!トモンテです。

ブライトホルン山 (標高 4,165 m) は、北イタリア・ペニンアルプスのモンテ ローザ山脈にある氷雪に覆われた山です。

7月、遂に念願の登頂を果たしました!

この記事では、その時の様子を紹介します。

チェルヴィニアのロープウェイ

出発地点はBreuil-Cervinia (2009m)。
Cervinia(チェルヴィニア)のロープウェイ乗り場近くの無料駐車場に車を停め、切符売り場には6時過ぎに到着。

ロープウェイ切符売り場

朝1番の6時半発のロープウェイの往復切符を買いました。
乗客はまばらでした。

切符売り場窓口

切符売り場の2階へ行き、標高3480mのPlateau Rosà 行のロープウェイ乗り場へ。

ロープウェイ乗り場

氷河登山開始

ロープウェイ降り場近くにある山小屋Guide del Cervino(標高3480m)の前で、登山靴にアイゼンを装着しました。

すると、スキー講師免許取得の為スペインのバスク地方から講習に来ている若者団体が続々と到着。

山小屋

目指すはBreithorn Occidentale (標高4165 m)で、ロープウェイの最終駅Plateau Rosà からの標高差は685 m。

初めのうちは、スキー客を横目にスキーリフト沿いに歩いていくことになります。

歩いている途中、左側にチェルヴィーノ(イタリア側から見たマッターホルン)が!

チェルヴィーノ

7月にダウンジャケットを着用、使い慣れていないピッケルも持参し、命綱をつけての登山となりました。

難易度ランクでは比較的容易とされる4000m級氷河登山で、この日は終日天候が良かったので、登山ガイド付きのグループも結構いました。

命綱をつけて登山

登山中、飛び越えなければならないクレバスも沢山ありました。
脚の短い筆者は、その深い氷河の裂け目に落ちないよう必死でした。

クレバス

地球温暖化で氷雪が溶け、下山時には小川状態になっている山道もありました。

クレバスだらけの斜面

ブライトホルン登頂!

午前11時8分、遂に登頂しました。

時計

右後方に見えるのはチェルヴィーノ。

ブライトホルン登頂!

頂上から見たモンテ・ローザ山脈。
「ブライトホルンの頂上は昔、もっと広くて平らだったのに」と、周囲の登頂リピーター達が口を揃えて言っていました。

ブライトホルン頂上

急いで下山

15時半発の最終ロープウェイに乗り遅れないよう焦って下山したら、14時15分発に間に合ってしまいました。

ロープウェイ

なので、乗る前に余裕で写真撮影。
地球温暖化で氷河が激減しているそうです。

温暖化で氷河激減

この日の夕食は奮発して、やや高級なレストランで登頂祝いをしました。

最後に

この記事では、7月に標高4165mBreithornブライトホルン登頂を果たした様子を紹介しました。

モンテローザで最も容易とされる標高4000m級のPunta Giordani(プンタ・ジョルダーニ)に初めて登頂したのが10年以上前になります。

あれから歳を取ったものの、コロナ渦以降、ほぼ毎日の短時間ウォーキングや週末のトレッキングを地道に続けていたのが、今回の登頂成功に結び付いたのではないか、と自負しています。

7月初旬、ドロミーティ渓谷で最も標高が高い、トレント自治県とベッルーノ県の境にある標高3343mのMarmolada(マルモラーダ)山で氷河が崩壊し、山岳ガイドを含めた11名が命を落とされました。

今回、登頂達成に加え、何よりも事故がなかったことに感謝しました。