【トスカーナ】モンテ・アミアータの秋祭り/ポルチーニ料理
チャオ!トモンテです。
今日10月15日は、きのこの日。
10月はきのこ類の需要が高まる月で、月の真ん中の15日を、1995年に日本特用林産振興会が記念日として制定しました。
この記事では「きのこの日」にちなみ、トスカーナ州の田舎町の秋祭りとポルチーニ料理を紹介します。
Festa d'Autunno(秋祭り)
南トスカーナ州にあるBagnolo(バニョーロ)で開催されるはずのポルチーニ祭りは、ポルチーニの収穫が芳しくないという理由により、今年は中止になりました。

なので、同じく南トスカーナ州にあるAbbadia San Salvatore(アッバディア・サン・サルヴァトーレ)の秋祭りFesta d'Autunnoに行ってきました。
ちなみに昨年2020年は、コロナ感染者が急増したことから、イベントは計画されていたものの急遽中止になりました。
詳細は、こちらの記事からどうぞ♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com
プログラム
この秋祭り、毎年10月第2週/第3週の金・土・日曜、計6日間開催されていたのですが、今年2021年は10月第2週/第3週の土・日曜のみに短縮され、9日、10日及び16日、17日の4日間開催となりました。




秋祭り散策
秋祭り散策前に、地下聖堂が有名な修道院Abbazia di San Salvatoreを参拝しました。




年齢不詳の不思議な雰囲気を持つ可愛い婦人Marcellina(マルチェッリーナ)のお店は、いつもお客さんでひしめき合っています。


イヌバラの実「ローザ・カニーナ」(英名: ドッグローズヒップ)入りの蜂蜜を、2年前に購入した同じ販売店舗で再購入しました。


ローザ・カニーナの効能・効果については、こちらの記事からどうぞ♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com
旧市街の古い民家には、可愛い装飾が施されていました。





食料貯蔵庫内でランチ
アッバディア・サン・サルヴァトーレの旧市街にある石造りの古い家屋の、普段は個人宅の食料貯蔵庫などに使われているスペースの中で、村の秋の味覚、例えばキノコや栗やジビエ等が堪能できる昼食/夕食も可能です。(予約制、有料)

旧市街の入り口に、大きなメニューが掲げられていたので早速予約しました。


旧市街家屋の食料貯蔵庫か大型テントか選択できたので、食料貯蔵庫の中で食事することにしました。

前払いで会計を済ませ、「Taberna」と書かれた食料貯蔵庫に入る前に、グリーンパスの提示が義務付けられていました。

プリモ・ピアットには、トスカーナ州の名産である細うどんに似た手打ちパスタ「ピーチ」を、ポルチーニ等ミックスキノコのピリ辛ミートソースで和えたものを頂きました。

セコンド・ピアットには、猪肉のトマトソース煮込みとポルチーニのオーブン焼きを、付け合せにポルチーニとジャガイモのスフォルマート(フラン)を頂きました。

こんなに大きいポルチーニのオーブン焼きをレストランで食べたとしたら、約2倍の料金を取られます。
紙皿とプラスチック製ナイフ・フォークとはいえ、ボリューミーでとても美味しい料理でした。
最後に
この記事では「きのこの日」にちなみ、トスカーナ州の田舎町の秋祭りとポルチーニ料理を紹介しました。
観光化されていない田舎の地味なお祭りですが、住民の活気を感じ取れるので、その元気をあやかりたくて毎年巡礼のように訪問しています。
来年もコロナ変異株の影響がなく、秋祭りが無事開催されることを心から願います。
●参考文献
Wikipedia