【サンドイッチの日】イタリアのサンドイッチとフォカッチャパニーノ
チャオ!トモンテです。
今日3月13日は、サンドイッチデー。その由来は、313→イチをサンでサンドしているから。
サンドウィッチチェーン店「神戸サンド屋」が、イギリスの貴族サンドウィッチ伯爵の誕生日にちなんで定めた11月3日を含めると、サンドイッチの日は1年に2回あります。
この記事では、イタリア、特にローマのサンドイッチ事情と、我が家のサンドイッチを紹介します。
イタリアのサンドイッチ事情
イタリアでは、サンドイッチのことをTramezzino(トラメッツィーノ)と呼びます。英国のアフタヌーンティーをヒントにしたトリノのカフェテリアが、午後のティータイムに食べるひと口サイズのサンドイッチを作ったことからイタリア全国へ普及しました。
ここローマでも、プチパンやフォカッチャ、ピッツァビアンカにハムやチーズを挟んだパニーノと共に、三角形の耳なし食パン2枚に具を挟んだサンドイッチもバールで売られており、味のバリエーションはチーズとトマト、ハム、ツナ缶マヨネーズ、エビマヨネーズ等で、パンがパサパサの場合もあります。
イタリア人は切り売りピザやパニーノをランチに食べ、サンドイッチは小腹が空いた時にひと切れつまむ程度です。
サンドイッチはパニーノとほぼ同価格なのに小さく腹持ちしないので、筆者も食欲のない時にしか買ったことがありません。
ローマ旧市街地には、外国人観光客向けに品揃えを良くしているのか、サンドイッチの具にかなりのバリエーションを売りにしているバールもあります。
おもてなし軽食「ミニサンドイッチ」
イタリアの職場では、自分の誕生日にRinfresco(リンフレスコ/軽食)を用意して皆にもてなす習慣があります。同僚達は小額を集金して贈物を買い、軽食を振舞った誕生日の当人にプレゼントします。その軽食時、よく見るのがミニサンドイッチと切り売りピザです。
また、絵画や写真の展覧会初日に、このRinfresco(リンフレスコ/軽食)で鑑賞客をもてなす小さな画廊もあります。ローマのマルグッタ通りのお洒落なアートギャラリーで、筆者もミニサンドイッチやブリオッシュのサンドイッチにあやかったことがあり、イタリアって太っ腹だなぁと何度も感心しました。
我が家のサンドイッチ
我が家では、セリエAサッカー試合のテレビ観戦日に、フォカッチャかピザを作って食べます。フォカッチャには茹でてマッシュしたジャガイモを入れるので、生地が柔らかくふわふわでしっとりしています。
レシピについては、次回のブログで紹介しますね♪♪
フォカッチャを4等分し、水平に切り目を入れ、自然燻製プローヴォラチーズと、ニンニクとペペロンチーノでソテーしたCicoria(チコリア/和名: チコリー)をはさみました。
【自然燻製プローヴォラチーズ】
普及している茶色で水気のないセミハードタイプのスモークプローヴォラチーズと違い、水に浸されて販売しているこのタイプは、フレッシュモッツァレッラ風で柔らかく、グリルの焼き目がついており、ほのかな燻製の香りがして凄く美味しいです。
【チコリア/チコリー】
苦味が特長の野菜で、戦争中はこの野菜の根からコーヒーの代用品を作っていたようです。
ローマの人はこの苦いチコリーが大好きで、ニンニクとペペロンチーノで炒めたチコリーを詰めたピザも定番で売っています。チコリーはサルシッチャとの相性も抜群です。
さいごに
この記事では、ローマのサンドイッチ事情をまとめました。
ローマに来られる方は、サンドイッチは小さいのに意外と高く、パニーノや切り売りピザの方が割安で新鮮であることをご留意下さい。
どうしても食べたい方は、数は少ないですがサンドイッチ専門店だと新鮮で美味しいサンドイッチが味わえます。