ToMonteItaliaの食旅

イタリア在住のトモンテが、食を中心に、スローライフを紹介するよ

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【モンテ・ローザ】ピエモンテ州アラーニャの宿と食事

チャオ!トモンテです。

イタリアとスイスの国境のアルプス山脈モンテ・ローザの麓に位置する、ピエモンテ州アラーニャ・ヴァルセシア。
オフシーズンで観光客が少ない9月の最終週に、3泊4日の小旅行をしました。

この記事では、Alagna Valsesia(アラーニャ・ヴァルセシア)付近で宿泊した施設と、レストランで味わった郷土料理、そして町の様子を紹介します。

ドライブインSarni(サルニ)

ローマの自宅から約710km、ボローニャ、ミラノ経由で、ランチ休憩やガソリン供給時間を含めて車で約9時間かけてアラーニャ・ヴァルセシアに到着しました。

フィレンツェ/ボローニャ間のQuercia(クエルチャ)とAglio(アーリオ)区間(37km)のアペニン高速道路A1では、「Panoramica(景色を楽しむ道)」か「Direttissima(直線距離の道)」のどちらかを選択して走ることになります。

私達はいつも、距離は長くなるけれど空いていて渋滞しない「Panoramica」を選びます。トラック等仕事関連の車、急いでいる人が全て「Direttissima」へ行くからです。

休憩場所として気に入っているドライブインは、有名チェーンAutogrillではなく、「Panoramica」にあるこじんまりとしたSarniです。
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Sarniでは毎回、マカロンとillyのコーヒーを頂いて、トイレ休憩をします。なぜなら、いつも空いていてトイレが清潔に保たれているからです。
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キッチン付アパートに宿泊

アラーニャ・ヴァルセシアから約2.5kmの距離に位置するRiva Valdobbiaにあるキッチン付アパートPietre Gemelle(ピエトレ・ジェメッレ)を、ホームページからあらかじめ予約しておきました。
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宿泊施設は、アラーニャ・ヴァルセシアに到着する手前にあり、施設の名称Pietre Gemelle(ピエトレ・ジェメッレ=双子石)が、エントランスにど~んと構えていました。
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キッチン付リビングと寝室、バスルーム、テラスという間取りで、キッチンには調理器具や食器類が完備されていました。

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キッチン付リビングとバスルーム

外食したのは夕食1回のみで、後2回は肉の包みパスタ「Agnolotti/アニョロッティ」と固形コンソメを購入してキッチンで調理し、ピエモンテ州の特産チーズ「Toma」やハムといっしょに食べました。

テラスからは、Riva Valdobbiaの教会が見え、専用駐車場からはモンテ・ローザが見えました。

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寝室とテラス

オフシーズンでかなり前に予約したので、ダブルルーム1泊52ユーロ+宿泊税が1人1泊あたり1ユーロ50セントでした。
掃除も行き届き清潔で、木製ですが比較的新しい宿泊施設でしたので、とても快適に過ごせました。

郷土料理
Unione(ウニオーネ)というレストランで、牛肉のブラサート(赤ワイン煮込み)と鹿肉の煮込み料理と温野菜を頂きました。

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ブラサート(左)と鹿肉の煮込み料理(右)

ブラサートはピエモンテ州の郷土料理なので期待していたのですが、やや固めで、むしろ7月にヴァッレ・ダオスタ州で食べたブラサートの方が柔らかくて美味しかったです。
ヴァッレ・ダオスタ州のブラサートは、過去の食レポ記事からどうぞ♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com
逆に美味しすぎて驚いたのは、Gattinara(ガッティナーラ)という赤ワインで、これはバローロに使われる葡萄品種ネッビオーロから出来ています。 

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店内

アラーニャ・ヴァルセシアの町

到着日翌日、アラーニャ・ヴァルセシアの町を散歩しました。
スーパーマーケットはなく、食料品店2軒、お土産物屋2軒、ジェラート屋1軒、レストランとホテルが数軒の、こじんまりとした可愛らしい町でした。
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観光案内所のお姉さんは、とても親切で感じの良い方でした。
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アラーニャ・ヴァルセシアの街並みは、ヴァッレ・ダオスタ州のGressoney(グレッソネイ)に似た感じでした。
グレッソネイの詳細は、過去の記事からどうぞ♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com

最後に

この記事では、Alagna Valsesia(アラーニャ・ヴァルセシア)付近で宿泊した施設と、レストランで味わった郷土料理、そして町の様子を紹介しました。

アルプス山脈モンテ・ローザの麓と言えば、ヴァッレ・ダオスタ州の町が有名ですが、この小旅行で、ピエモンテ州にも素敵な町があることが発見できました。

北イタリアの山岳地方にご興味のある方は、ピエモンテ州も是非検討してみて下さい。