【紅葉】ローマ近郊トレッキング/ヌーリア山とヌリエッタ山
チャオ!トモンテです。
10月末にローマ近郊にあるヌーリア山とヌリエッタ山へトレッキングに行きました。
この記事では、山道の紅葉を紹介します。
Monte Nuria(ヌーリア山/標高1888m)
ローマから約90Km、サラリア街道を北に車で約2時間走ると、ラツィオ州Antrodoco(アントロドーコ)という小さな町に着きます。
アントロドーコからトレッキング出発地点までは、車で行きました。
下写真の山小屋Borgo Velino(ボルゴ・ヴェリーノ/標高1240m)前に駐車しました。
山は紅葉に包まれており、落ち葉の上を歩くとミシミシという心地良い音がしました。
山小屋Romolo de Angelis(ロモロ・デ・アンジェリス/標高1450m)に到着しました。
この山小屋は、別名 Di Antrodoco De Santis(ディ・アントロドーコ・デ・サンティス)とも呼ばれています。
山小屋後方に、ヌーリア山への方角を示す木製の道標がありました。
森林の幹や岩にも、等間隔で赤と白の縞模様、もしくは赤丸印がつけられているので、初めて訪れる方でも森の中で迷うことはないでしょう。
森林地帯を抜け、時々視界の遠くに現れる赤いものを頼りにしばらく登っていくと、上の方に十字架が見えました。
ヌーリア山登頂!
Monte Nurietta(ヌリエッタ山/標高1884m)
「ヌリエッタ山はこちら」という矢印付きの道標は全くなく、私達以外登山者は誰もいませんでした。
地図を片手にまず方角を決め、ヌーリア山近くの高そうな山頂目指して歩き進みました。
放牧されている馬を横目に試行錯誤しながら、目指していた山頂に着くと、十字架も山名が書かれた石もありません。
方角を変えてそこから近いもう1つの山頂まで歩いて行くと、ヌリエッタ山を遂に発見!
石に直接「ヌリエッタ山1884m」と書かれていました。
日が暮れると森林山道は視界が悪くなるので、写真撮影を済ませてからすぐ下山しました。
山小屋ロモロ・デ・アンジェリスに着いたのは、15時を過ぎていました。
アントロドーコのパン屋で買った生ハムを挟んだピッツァ・ビアンカをほおばり、やっと昼食。
テーブルには、誰かが森で採取した「カラカサタケ」が置かれていました。このキノコは、猛毒種と外観が類似しているので食べたことはありませんが、イタリア人はオーブン焼きにするらしいです。
紅葉を愛でながら、無事下山しました。
写真撮影とランチタイムを除き、計5時間半近く歩きました。
標高差950mの登山となりました。
最後に
この記事では、ローマ近郊にあるヌーリア山とヌリエッタ山の紅葉を紹介しました。
あまり有名でなく人が少ないラツィオ州の美しい山を、今後も発掘していくつもりです。
*本記事は、はてなブログ今週のお題「赤いもの」への投稿文です。