イタリアで日本の麺類が恋しい時に食べる物や対処法
チャオ!トモンテです。
長年海外で生活していると恋しくなる日本食。
もちろんローマには、他の都市と比べて和食レストランの数はあります。ただ、郊外に住む自宅からは遠いし、日本人の調理師や寿司職人の働く店は少なく、そして高過ぎる。。。。
近所には和食バイキング食べ放題をやっている中華レストランは数件ありますが、ベースはやはり中華味だし、衛生面に問題も。
この記事では、イタリア在住約20年の筆者が、日本の麺類が恋しくなった時に食べる物や対処法について綴ります。
恋しくなる麺類ランキング
典型的な関西人味覚から、やはりトップは「うどん」です。中でもコシの強い手打ちのざるうどんが恋しくなります。海老の天ザルの大盛りが食べたい(涙)
トップ1.うどん
トップ2.蕎麦
トップ3.そうめん
トップ4.冷麺/冷やし中華
トップ5.ラーメン

各麺類の代用食や対処法は下記の通りです。
Top1.うどん
うどんが恋しくなったらトスカーナ州のロングパスタPici(ピーチ)を買って食べます。伝統的レシピでは卵を使用せず、小麦粉、水、塩だけで捏ねて作るロングパスタです。うどんよりも細いですが、食感が少し似ていて美味しいです。ただ、ローマのスーパーではなかなか売っていないので、トスカーナ州に行く際買いだめしています。
写真の乾麺は、デュラム小麦粉を使用しているので真っ白ではなく固めですが、トスカーナ州のレストランの手打ちピーチは、白くて柔らかくもっとうどんに近いです。

また、卵を切らしていた時に小麦粉と水と塩だけで作ったフェットゥチーネの出来がまるできしめんだったので、それ以降たまに家で作るようになりました。
Top2.蕎麦
蕎麦が恋しくなったら、サラセン粉、つまり蕎麦粉を使った、ロンバルディア州の山岳地方ヴァルテッリーナのショートパスタPizzoccheri(ピッツォッケリ)を食べます。パスタの中に蕎麦粉を感じて懐かしくなります。

ローマのスーパーで入手可能な写真のピッツォッケリには、ポテトとキャベツとチーズの具材付味付けが既にされています。
なので用事でローマ中心街へ行く際に、中国食材店で中国産の蕎麦とキッコーマンの本つゆを買う時もあります。高額でも日本産の本つゆは欠かせません。
Top3.そうめん
和食レストランでも中華系フージョンレストランでもメニューで見た事がないので、そうめんだけは中国食材店で買い、自分で作るしか選択肢がありません。

にゅうめん嫌いなので年間を通して思い出すことはほぼないのですが、真夏の猛暑時期にキリッと冷えたそうめんが無性に食べたくなり、本つゆと共に衝動買いに走ることもあります。
Top4.冷麺/冷やし中華
里帰り時、東洋水産や日清食品のインスタント袋麵の冷やし中華5食パックを大量買いし、スーツケースに詰めて持って帰ります。 ラーメンや焼きそばのインスタント麺は加齢のせいか食後胸焼けするのですが、インスタント冷やし中華は胸焼けしません。恐らく、麺の茹で汁を捨て、粉末スープでなく液体のタレを使うからかもしれません。コロナの影響で2年以上帰国していないので、禁断症状が出ています。
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韓国レストランでは美味しい冷麺が食べられますが、自宅から遠く高過ぎるので諦めています。
Top5.ラーメン
ラーメンには選択肢が沢山あります。
近くのスーパーでもインスタントラーメン(中国産出前一丁)が手に入ります。

ただ、インスタント麺食後の胸焼け問題で、最近は購入していません。
過去にローマ中心街で働いていた頃は、日本のラーメンとはやや異なりますが、日本人の同僚と中華レストランのスープ麺を食することでラーメン気分を味わっていました。
ローマではここ数年、ラーメン屋が激増しており、若者や生魚は苦手だけど和食が好きなイタリア人に高い人気があります。
日本人経営者や日本人調理師も働いている店が割りとあり、中華レストランが様変わりした日本食バイキングよりも評判が良さそうです。
そのせいか、昔は「お寿司作れる?」とイタリア人によく質問されましたが、最近は「ラーメン作れる?」と質問されることもしばしばです。
番外
焼きそばは、中華レストランの定番メニューにあるのであまり恋しくはなりません。
近くのスーパーでも、インスタントカップ焼きそば「Soba」が手に入りますが、インスタントラーメン同様食後の胸焼け問題で、最近は購入していません。

最後に
この記事では、イタリア在住約20年の筆者が、日本の麺類が恋しくなった時に食べる物や対処法について綴りました。
パスタの国イタリアで生活していても、やはり日本の麺類の美味しさはここでは簡単に味わえない、というのが現状です。
コロナ渦で里帰りを延期されている海外在住の方に、共感して頂ければ幸いです。
長文を最後までお読み頂き、ありがとうございました。