イタリア人宅でのクリスマスランチ/カウントダウンディナー
チャオ!トモンテです。
「食旅」とブログタイトルに謳いながら、1ヶ月以上食べ物ネタを書いていないことに今気付きました.....。
誠に申し訳ございません。
なのでこの記事では、イタリア人宅でのクリスマスランチとカウントダウンディナーを紹介します。
クリスマスランチ
イタリアでは、12月24日のイヴ(クリスマス前夜)や12月25日のクリスマスのランチタイムに親戚が集まり、一緒に食事をする習慣があります。
毎年恒例の親戚宅でのクリスマスランチに招待されましたので、筆者もシーチキンマヨとスモークサーモンの細巻き2種類を作り持って行きました。
前菜にチーズとクラッカーが用意されていて、辛口の白ワインでスタート。
プリモピアットは、乾燥ポルチーニのリゾットでした。
コンソメスープを加えながらお米が焦げないように混ぜて作るリゾットは、パスタ料理よりも手がかかります。義姉に拍手♪
ポルチーニをもっと入れて欲しかったですが、恐ろしくて言えませんでした。
飲み物は赤ワインにシフト。
セコンドピアットは、松の実とオリーブを入れて煮込んだウサギ料理でした。
イタリアのスーパーでも簡単に手に入るこの兎肉、ローマに住み始めた頃はウサギさんが可愛そう....と胸が痛み苦手でした。
家族の為に調理を試みましたが、パッケージを開けると下の方に半分に切られたウサギの頭が隠れていたりして、怖い思いを何回もしました。
鶏肉に似た味で美味しいですが、調理からは遠ざかっています。
付け合せ野菜は、ジャガイモのオーブン焼きとサラダでした。
最後は、手作りケーキ屋のパネットーネとデザートワインで締めくくりました。
カウントダウンディナー
12月31日の夜は、友人宅でのカウントダウンディナーに招待されました。
食前酒カクテルでスタートし、次に辛口白ワインへ。
様々な種類の前菜がセンス良く盛り付けられていました。
ハム、チーズ、オリーブの実が数種類だけでなく、チーズに塗るマスタードジャム(イチジク、洋梨、リンゴの3種類)まで用意されていました。
水牛モッツァレッラチーズ、ほうれん草とリコッタチーズの自家製タルト、カナッペ3種と、枚挙に暇がありません。
寿司食べ放題中華レストランによく行く友人達を喜ばせる為、カリフォルニアロールのようなテイストの細巻き(アボガドやクリームチーズ入り)と手毬寿司を、初めて作って持って行きました。
プリモピアットは、小エビとズッキーニのショートパスタ、グリル海老添えでした。レストランで食べるよりも美味しかったです。
セコンドピアットとして魚介類のフライを予定していたそうですが、皆満腹ということで省略しドルチェへ。
デザートは、男子も含め別腹なので、チョコレート味やティラミス味のパンドーロや、ナッツ入りチョコレートや、ナポリのクリスマス菓子「ストゥルッフォリ」が、テーブル一面に並んでいました。
午前0時前にベランダに出て花火を眺めながら、カウントダウンにスパークリング白/ロゼワインで乾杯しました。
その直後、皆満腹なのに、レンズ豆とソーセージの煮込み料理が出ました。レンズ豆を年末に食べると金運に恵まれるという伝説からイタリアでの習慣になっているようです。
大音量にしたカウントダウンのテレビ番組に合わせて、イタリア人女性陣は踊り狂っていました。
筆者はパワフルなイタリア人達についていけず、椅子に座りながら眠りこけていました。
そして、自宅に到着したのは午前4時頃....。
楽しかったけど、朝型の筆者はどっと疲れました。
2020年に自宅で食べたクリスマスイヴのイタリア料理は、過去の記事からどうぞ♪♪
tomonteitalia.hatenablog.com
番外編
自宅で食べて美味しかったクリスマス菓子を紹介します。
ローマのEATALY(イータリー)で購入したマロングラッセ入りピエモンテ州産パネットーネ。生地は意外と軽めで、期待を裏切らない量のマロングラッセが入っていました。
ラツィオ州リエーティ県アントロドーコの、クルミ入り蜂蜜菓子。ローリエの葉に包まれているので香りも良し。
最後に
この記事では、イタリア人宅でのクリスマスランチとカウントダウンディナーを紹介しました。
クリスマス、復活祭には親戚が集まり、食事会主催宅の主婦が手作り料理を皆に振舞うこの習慣は、親戚が疎遠にならず高齢者を孤立させない良い習慣だと毎年感じます。