北イタリア・ピエモンテ州マクニャーガでトレッキング
チャオ!トモンテです。
9月に、イタリア・ピエモンテ州にあるモンテ・ローザの麓町、Macugnaga(マクニャーガ)に行ってきました。
この記事では、マクニャーガの町とトレッキングの様子を紹介します。
Macugnaga(マクニャーガ)
マクニャーガのメイン広場です。
小さな町の割りに広場の面積が広く、周囲は小綺麗なホテルに囲まれています。
メイン広場に隣接する観光案内所は立派な建物で、隣には山岳ガイド案内所もあります。
食料品店2軒、スポーツ用品店2軒、バール・レストラン・土産物屋は数軒と、必要最低限の店揃えといった感じでした。
トレッキングスタート
トレッキング前に、まずは腹ごしらえ。
緑がかった生地にピスタチオクリームが入っているクロワッサンと、カップチーノで、朝食を済ませました。
パン屋と併設されたバールでしたので、山での昼食用に、プチトマトのフォカッチャを買い、リュックサックに入れました。
マクニャーガから車でさらに車道を登ると、Pecetto(ペチェット)という村に着きます。
駐車場に車を停め、トレッキングを開始。
今日は標高1905mに位置するRoffel Staffelというコースを選びました。
コース番号B38を約1時間ちょっと歩くと着くようです。
道標からしばらく歩くと、大型車が余裕で通れる広い山道に出ます。
遠くにモンテ・ローザが見えます。
最後に
この記事では、イタリア・ピエモンテ州にあるモンテ・ローザの麓町、Macugnaga(マクニャーガ)の町とトレッキングの様子を紹介しました。 小さな町なのにホテル料金が高いのは、モンテ・ローザの麓町故景観が美しいという理由であることが、実際に行ってみて理解できました。Booking.com予約宿が到着当日宿泊不可で振替宿へ!
チャオ!トモンテです。
皆様は、何か月も前から予約していた宿泊先へ着いた日、そこに宿泊できなかった、というご経験がありますか?
この記事では、Booking.comで予約したアパートが、宿泊予定日の当日に宿泊不可となり、別宿に振替になった経緯とサポートと手続き等を紹介します。
ホテル検索サイトで予約
4か月以上も前に、Booking.comのサイトで、北イタリア・ピエモンテ州のMacugnaga(マクニャーガ)にあるホテルを探しました。
ところが、モンテ・ローザの麓町ということでどこも高い!!
検索結果を見ていくうちに、マクニャーガから少し離れた村にお手頃なアパート「I'm Spiss」を発見。
Booking.comの口コミ評価が全く掲載されていないことが若干気になったものの、価格に負けて予約しました。
そして、宿泊予定日の5日前、宿泊料金全額がカード決済されました。
突然のキャンセル
宿泊日前日や当日朝に、宿のオーナーから「何時頃ご到着されますか?」というメッセージが入ることがあるので、念の為スマホをチェックしましたが、新着メッセージはなし。
午後、高速道路で移動中電話が鳴り、電話番号を見るとフランスからなので、セールスか間違い電話だろうと思い、無視しました。
予約した宿泊先近くに到着後、アパートの番地がなかなか見つからないので、Booking.comからのメールに記載されたアパートのオーナーの連絡先に電話すると、
「今朝、アパートのお掃除スタッフから連絡が入り、水が出ないとのことなので、Booking.comにすぐ連絡したが、Booking.comから何も連絡はなかったですか?」
と言われ唖然としました。
続けて、「残念ながら私は今アパートから離れた所におりますが、Booking.comが見つけた振替宿との差額はこちらで負担しますからご安心下さい。Booking.comからのメールをWhatsApp(ラインのイタリア版)でそちらに転送しますね。もし、水が出なくても良ければ、私のアパートは空いています」
と言われ電話を切りました。
寒かったのでシャワーは我慢できても、トイレや洗面所の水が出ないのは困るので、アパートのオーナーからの転送メールを待つことにしました。(でも結局、アパート「I'm Spiss」のオーナーからは何も届きませんでした!)
メールをチェックすると、午後既に、Booking.comから正式にお知らせメールがきていました。
要約すると、「お電話差し上げたのですが連絡が取れませんのでメール致します。ご予約されたアパートの水が出ないのでこちらでキャンセルし、振替宿をご提案します。このリンクから弊社サイトにて振替宿を予約し、新しい予約番号をこちらへ送信して下さい。宿泊代金は振替宿に直接お支払い下さい」という内容でした。
Booking.comのカスタマーセンターと電話で直接話をしたかったのですが、受信メールには電話番号の記載がなかったので、午後無視したフランスからの電話番号にかけなおすと、フランス語の音声ガイドにつながりました。Booking.comということがわかっただけで、それ以外全く理解できなかったため、諦めて電話を切りました。
英語の音声ガイドなら、多少理解できたかもしれないのに、世界共通語の英語ではなく、何故フランス語なのか!と、怒りが倍増しました。
振替宿へ移動
選択肢が他にないので、雨の中、振替宿「Monolocale in Villa」へ移動することに。
やっと見つけた石畳の家のインターホンを押すと、中から子犬を抱いた初老の男性が、温かい微笑みを浮かべて出てきました。
事情を説明すると、「宿の予約について僕はわからないから妻に電話します」とのこと。
私達が宿泊代金を既にカード決済しており、その差額はキャンセルされたアパートのオーナーが支払うことになっている旨を伝えると、「ノープロブレム」との返事が返ってきました。
キッチン付きのこじんまりとしたワンルームアパートでしたが、マクニャーガの入り口に位置し屋根付きの駐車スペースもあったので、悪くはなかったです。不幸中の幸いでした。
2泊3日の最終日前日、預けていた身分証明書を宿のご主人から返却してもらい、差額の件について再確認するとやはり「ノープロブレム」とのことでしたので、処理はBooking.comが全部やってくれるのだろうと安心し、翌朝宿を出発しました。
無銭宿泊の疑い⁉
宿泊してから1週間後にBooking.comから
「宿泊代金が未支払いになっています。宿泊されたワンルームアパートに電話し、お支払いを済ませ、領収書をこちらまでお送り下さい。領収書は返金処理に必要となります」
という内容のメールが届きました。
宿のご主人は、奥様と話した結果「ノープロブレム」って言ってたのに、、、、意味不明(涙)
Booking.comからのメールには、イタリアのカスタマーセンターの電話番号の記載がなかったので、スマホで検索し、ミラノの電話番号を入手しました。
宿泊したワンルームアパートに電話する前に、ミラノのBooking.comのカスタマーセンターへ電話しました。
担当者はイタリア語を話すエジプト人で、「予約したアパートをBooking.comがキャンセルした日に、お客様のクレジットカードへカード決済額を全額払い戻ししています。ですので、お客様は宿泊されたワンルームアパートへお支払いを済ませ、領収書をこちらまでお送り下さい。領収書は差額の返金に必要となります」と説明してくれました。
電話を切った直後、クレジットカードの入金をチェックすると、エジプト人担当者の説明通り、キャンセル済のアパートにカード決済した代金全額が入金されていました。
早速宿泊したワンルームマンションへ電話すると、手続きを勘違いしていた宿の奥様も恐縮していました。
宿に送金をし領収書をもらい、Booking.comへ画像データで送りました。
返金結果
Booking.comへ領収書を送信してから約1週間後、差額が返金されましたが、4ユーロ足りませんでした。
それが、振替宿には支払い済みの宿泊税にあたる金額の1ユーロX2人X2泊=4ユーロなのか、Booking.comの手数料なのか不明ですが、予約宿のオーナーからの当日のキャンセルに別宿を保証してくれたBooking.comに感謝、ということにして、これ以上問い合わせはしませんでした。
最後に
この記事では、Booking.comで予約したアパートが、宿泊予定日の当日に宿泊不可となり、別宿に振替になった経緯とサポートと手続き等を紹介しました。
ホテル検索サイトが仲介していて本当に良かった~と実感したと同時に、今回のハプニングは非常に勉強になりました。
皆様も、口コミ評価の記載がない、もしくは口コミ評価が低いエコノミー宿を予約する場合は、くれぐれもお気をつけ下さい。
カッラーラで大理石採石場とラードの名産地コロンナータ観光
チャオ!トモンテです。
9月にイタリア・トスカーナ州カッラーラで大理石採石場と、ラルドで有名な村コロンナータを観光しました。
この記事では、その時の様子を紹介します。
Carrara(カッラーラ)
トスカーナ州マッサ=カッラーラ県にある都市で、歴史的な大理石の生産地として、世界中でその名を知られています。
とりわけ、カッラーラ・ビアンコと呼ばれる白大理石の産地として有名で、古代ローマ神殿やルネッサンス期の彫刻(ミケランジェロのダビデ像)、近年ではロンドンのマーブル・アーチや、2007年に完成したアブダビのシェイク・ザーイド・モスクに石材を提供してきました。
大理石採石場
巨大な白い石のブロックが、沢山積み上げられていました。
採石場の歴史を紹介する展示スペース(有料)とスーベニールショップとバールが隣接していました。
展示スペースには、大理石の彫刻がずらりと並んでいました。
大理石には、こんなにも様々な模様と色があるとは!驚きです。
昔使用されていた器具も展示されていました。
Colonnata(コロンナータ)
アプアン・アルプスの斜面に位置するカッラーラ市の集落であり、ラードと白い大理石の採石場で世界中に知られています。
Lardo di Colonnata(ラルド・ディ・コロンナータ )
イタリア・トスカーナ州カッラーラの集落コロンナータで生産されるラードで、背脂の生ハムとも言われ、IGP(Indicazione geografica protettaの略で、保護指定地域表示の意。欧州連合が認める農産物のご当地生産物)にも認定されています。
そもそもラードとは、豚の背脂を塩漬けまたは燻製にしたものですが、コロンナータのラルドは、豚の背脂をニンニク、ローズマリー、コショウ、セージ等と一緒に塩漬けにして製造される食品です。
塩漬け時に使用する容器も特徴的で、地元カッラーラ特産の大理石でできた浴槽型の「コンカ」と呼ばれるものに、上記の食材を入れ、大理石製の蓋で閉じた後、6ヶ月以上経過してからラルドを取り出します。
ラルドは、カットしてそのまま、またはパンにのせ前菜として、もしくは、お肉料理などの食材として利用されます。
その起源は2000年以上前にさかのぼり、当時この地で大理石加工に従事していたギリシャ人たちが考案したと言われています。
ラルドショップとレストラン
残念ながら、オフシーズン平日の夕方でしたので、ほとんどのお店が閉店していました。
唯一オープンしていたお土産屋でラルドショップで開いている所がないか聞いてみましたら、わざわざご近所の店主を呼んできてくれ、私達の為にラルドショップを開けてくれました。
ただ、真空パックされている商品は全て大きな塊で、夕食用に少量スライスしたものが欲しかっただけなので深く謝り、何も買わずに店を後にしました。
最後に
この記事では、トスカーナ州カッラーラの大理石採石場訪問と、ラルドで有名な村コロンナータを観光した時の様子を紹介しました。
友人が車で案内してくれたのですが、大理石採石場とコロンナータを4時間程度で観光しました。
偶然カッラーラに訪れる機会がございましたら、この2名所は必見です。
●参考資料
Wikipedia