UEFA EURO 2020決勝戦を観戦したイタリアンレストラン紹介
チャオ!トモンテです。
前回のブログでは、2021年7月11日(日)ロンドンで開催された、イタリア対イングランド代表のUEFA EURO 2020の決勝戦について紹介しました。
tomonteitalia.hatenablog.com
この記事では、UEFA EURO 2020の決勝戦を観戦したローマのレストランと料理を紹介します。
レストラン
ローマのEur(エウル)郊外にある、古い家畜用の建物を改造したレストラン、La Masseria(ラ・マッセリア)。
店内もお庭もスペースがゆったりとしているので、小さなお子様連れのファミリーも沢山来ていました。
前菜として、ブルスケッタやクロスティーニ(野菜やハムを乗せ軽くトーストした一口パン)、フライの盛り合わせ(タラのフライ、トマトライスのコロッケ・スップリ、ポテトコロッケ、オリーブの肉詰めフライ等)を注文し、7人でシェアしました。
フライ類はどれも美味しかったのですが、クロスティーニのパンが固すぎて嚙めなかったので残しました。
友達が注文した「ズッキーニの花とアンチョビのローマ風ピザ」。(メニュー記載の名称は、Fiori di Zucca/カボチャの花)
ズッキーニの花とアンチョビのトッピングには、通常トマトソースは塗られていません。
このレストランのピザは超薄焼きでした。
友達が注文した「リガトーニのアマトリチャーナ」。
豚の頬肉ベーコン・グアンチャーレと、羊乳で作ったペコリーノチーズがたっぷり使われていました。
本場のアマトリーチェで食べた時は、スパゲティよりも太いブカティーニという中に穴のあいたロングパスタを使用していましたが、ローマのレストランでは、写真のショートパスタ・リガトーニかスパゲティを使うことが多いようです。
筆者が注文した「トンナレッリのシーフードソース」。
卵入り手打ちロングパスタのトンナレッリはラツィオ州での呼称で、イタリア全体ではアブルッツォ州のスパゲッティ・アッラ・キターラが最も有名です。
具はムール貝、アサリ、イカ、エビで、パスタの量はボリューム満点でした。
デザートにはシチリア産ピスタチオがかかったティラミスを注文。
中にも甘くて濃厚なピスタチオクリームが入っていました。
前菜3皿、揚げ物4皿、パスタ5品、ピザ2枚、デザート3品、コーヒー5杯、生ビール中4杯、コカコーラ大サイズ2本、ミネラルウォーター大サイズ3本を注文し、1人あたり25ユーロの会計でした。
ローマのレストランにしてはリーズナブルな方です。
イタリア料理のメニューに載っている alla Romanaは、「ローマ風の○○○」という意味ですが、pagare alla romana や fare alla romanaは「割り勘で支払う」という意味です。
この夜も注文した品にかかわらず、一律割り勘で支払いました。
最後に
この記事では、UEFA EURO 2020の決勝戦を観戦したレストランの料理を紹介しました。
味つけは全体的にパンチがあり、量はボリューム満点ですので、ファミリーに人気があるようです。
ロケーションや内装、お庭は素敵で、店内も専用駐車場も広く、スタッフはフレンドリーで、サービスもスピーディーでした。
誕生日会や結婚式の食事会に利用するお客さんも多いようです。
●レストラン情報
Ristorante Pizzeria La Masseria(ラ・マッセリア)
住所 Via di Castel di Leva, 76, 00134 Roma
電話番号 06 275 1577
営業時間 19-23時(土日のみ12-15時も営業)
ホームページ(イタリア語)
Ristorante al Masseria Roma Ristorante per Famiglia cucina Romana
UEFA EURO 2020イタリア優勝!決勝戦をイタリア人達と観戦
チャオ!トモンテです。
2021年7月11日(日)21時よりロンドンで、UEFA EURO 2020の決勝、イタリア対イングランド戦がありました。
延長戦、PK戦を経て、4対3(1-1引き分け+PK戦3-2)で、イタリアが見事勝利しました!
53年ぶりに、2回目の優勝を果たしました。
この記事では、UEFA EURO 2020の決勝戦を、ローマのレストランでイタリア人達と観戦した様子と、優勝後のイタリア人達の歓喜を紹介します。
UEFA EURO 2020
ヨーロッパ各国のチームによって争われる4年に1回開催のサッカー大会。本大会UEFA EURO 2020は、16回目のUEFA欧州選手権です。当初は2020年に開催される予定が、新型コロナウイルスの影響で、2021年に延期して開催されました。
イタリア人達とレストランへ
記念すべき決勝戦なので、自宅のテレビではなく、友達とレストランで観戦することにしました。
イタリアチームの勝利を願う友達が、アメリカ車マスタング3台でイタリア国旗を作りました。
レストランのお庭に備え付けられたスクリーンで観戦しました。
子供連れのファミリーも沢山来ていました。
皆で乾杯をして注文した料理を待っている間、イングランドが試合開始2分後にゴールを決めました。あっという間に先行され、お客さんは皆意気消沈。
前半戦は各テーブルで諦めムードが漂い、友達はおしゃべりに熱中、子連れファミリーの団体客のテーブルでは誕生日会が始まり、お客さんは試合そっちのけに皆で誕生日の歌(ハッピーバースデイ・トゥーユー♪♪のイタリア語バージョン)を合唱し始めました。
ところが後半戦、イタリアチームがゴールを決め同点に。
延長戦は0-0で終わり、PK戦でイタリアチームのキーパーがゴールを征し、イタリアの優勝が決まりました。
写真は、キーパーがゴールを征した瞬間、歓喜するイタリア人達。
その後、店内BGMに合わせてウエイトレスとお客さんが踊りまくっていました。
午前0時半過ぎにレストランを後にし、友達と真夜中のドライブ。道行く車は歓喜のクラクションを鳴らしっぱなしでした。
午前1時半過ぎに自宅に到着。テレビをつけて、再度喜びを味わいました。
ボヌッチ選手はディフェンスのポジションでありながら、この決勝戦で1点を決め同点に導きました。
イタリアチームの長身196cmのキーパー、ドンナルンマ選手は、この大会で最優秀選手賞を受賞しました。
ミランからパリ・サンジェルマンへの移籍が決まった彼は、22歳とまだ若い選手なので、将来の活躍が楽しみです。
ローマやミラノの街だけでなく、海外のイタリア人コミュニティでも、歓喜と興奮で人が溢れている映像がテレビに流れていました。
決勝戦翌日
イタリア代表チームは大統領や首相と会見し賛辞を受けた後、ファンのためにオープンバスでローマ市街を回遊しました。
某スポーツ新聞の評価では、イタリア代表チームのキーパーと監督に高評価がついていました。
最後に
この記事では、UEFA EURO 2020の決勝戦を、ローマのレストランでイタリア人達と観戦した様子と、イタリア人達の歓喜を紹介しました。
決勝戦から4日目の今日も、テレビでは決勝戦の映像が流れており、多くのショップやマンションにイタリア国旗が掲げられています。
イタリアではワクチン接種率が高まっていることに比例して、現在コロナ感染者数や感染死亡者数が落ち着いていますが、優勝のお祭り騒ぎで感染者が増加しないことを願うばかりです。
●参考文献
Wikipedia
ローマの寿司食べ放題中華レストランにイラッとする瞬間
チャオ!トモンテです。
ローマではここ数年、寿司食べ放題中華レストランが激増しています。その多くは、元々中華料理レストランだった所が、「Sushi-All you can eat」をうたい文句に、ランチタイム16ユーロ前後、夕食時20~25ユーロで食べ放題を設定しています。(ドリンクとデザートは別料金)
中華メニューは残しているものの、メニューのメインを飾るのは寿司を中心とする和食です。
数年前はブッフェ形式だったのですが、最近ではテーブルに備え付けのタブレットでメニューを選ぶと、注文した物をスタッフが席まで持ってきてくれます。
この記事では、ローマにある寿司食べ放題中華レストランにイラッとする点について綴ります。
裏巻き三昧
見た目が可愛く彩り豊かな裏巻き。
イタリア人の嗜好に合わせていると推測されますが、巻き寿司メニューの大半がこの裏巻きを占めています。
握り寿司よりも人気があるのではないか?と思われる程で、ウニの軍艦巻きや穴子の握り寿司等、好きなネタの寿司は欠けているのに、裏巻きだけはバリエーション豊富です。
下記写真のように、お船に乗るのは裏巻きではなく、握り寿司かお刺身にして欲しい、と日本人的には感じます。
玉ネギみじん切りチップスのふりかけ
クリスピーな玉ネギみじん切りチップスを、寿司の上にやたらとふりかけます。試しに食べたことはありますが、寿司本来の味を感じられず胸焼けしました。
ローマの大型スーパーマーケット内には、ミラノ本社のテイクアウト寿司コーナーがチェーン展開しています。ガラス張りの中で1~2人のアジア人(ほぼ中国人で日本人は皆無)がテイクアウト用の寿司を握っています。
こちらについてもしかり、玉ねぎチップスふりかけ放題です。
揚げ寿司
細巻きに軽く衣をつけて揚げた寿司。昨日の売れ残りの寿司を揚げてごまかしているような気がしてなりません。
最近イタリア人の友達から誘われて行ったレストランでは、フルーツとのコラボレーションメニューまでありました。上記写真のネギが苺に置き換わった代物です。「このレストランで一番好きなメニューなんだ~。凄く美味しいから1つ味見してみて!」と薦められましたが、味を想像しただけで吐き気がしたので断りました。
正体不明の特製ソースが既にかかっている
上記写真のこげ茶色のソースは、お醤油単品ではなく、オイスターソースやウスターソース等別の味も混ざっています。
これ以外にも、マヨネーズとケチャップを混ぜたようなソースや、お醤油に唐辛子オイルを加えたようなソース等を、厨房で既にふりかけて持ってきます。
こちらの了解なしに、お寿司を汚すのを止めてもらいたいです。
ウエイターに「醤油をつけて食べたいので、何のソースもかけないで持ってきて下さい」と何度頼んだことか....。
蟹かまぼこ
寿司メニューに記載の「蟹」はカニカマボコのことで、缶詰の蟹さえ出てきません。しかも、現在日本で販売しているような蟹の風味たっぷりの柔らかくてほろりと裂けるカニカマではなく、遠い昔日本で新発売された頃の固いカニカマの食感です。
小粒イクラ
日本でお馴染みの大粒サイズではなく、小粒のイクラで代用しています。
最後に
この記事では、ローマで急増している寿司食べ放題中華レストランにイラッとする点を列挙しました。
数年前のブッフェ形式チェーン店で、厨房の床に単品料理を乗せた小皿をずら~と並べているのを偶然見てしまい、この店の中国人の衛生観念はどうなっているのか?とゲンナリしたことがあります。
しかし、最近のタブレット注文形式の店で流行っている所は、生魚の鮮度も良くトイレも綺麗で、衛生面についても問題ないようです。
ローマでは滅多に見かけない日本人を対象とした求人広告の中で、寿司職人の求人だけは、コンスタントに目にします。
寿司職人のあなた、是非ローマにいらして美味しいお寿司を外国人に伝授してあげて下さい。
愚痴に最後までお付き合い頂きまして、誠にありがとうございました。
*本記事は、はてなブログ今週のお題「寿司」への投稿文です。